ドキュメント
Erae Sound
14 チャプター
はじめに
Erae Sound とは
Erae Sound は、Embodme が開発するソフトウェアシンセサイザープラグインです。デュアルアナログジェネレーターエンジンに、奥深いモジュレーションシステムと内蔵エフェクトを組み合わせており、そのすべてがお使いの Erae と連携するように設計されています。Erae Sound は Erae Lab の中で動作するほか、対応している環境では DAW 上の VST3 または AU プラグインとしても動作します。
主な機能
- デュアルアナログジェネレーターエンジン: 独立した 2 基のジェネレーターを搭載。それぞれが 2 基のオシレーター、2 基のフィルター、独自のミックス、パン、ボリュームを備え、共通のエフェクトセクションへと信号を送ります。
- パラメーターごとのモジュレーション: すべてのシンセシスおよびエフェクトのノブに、専用のエンベロープと LFO デプスが用意されています。さらに、ピッチ、ベロシティ、プレッシャー、スライド、リリースベロシティのデプスフェーダーと、フェーダーやキーボードポジションといった Erae の Layout ソースのデプスフェーダーも備えています。
- モジュレーションリンク: リンクグループ
A、B、C、Dを使って、エンベロープ、LFO、カーブの設定を複数のパラメーター間で共有できます。クロスモジュレーションを使えば、あるソースが別のソースのデプスをコントロールできます。 - 4 スロットのエフェクトラック: Distortion、Chorus、Flanger、Phaser、Delay、Reverb、Shimmer、Compressor、Param EQ の中から最大 4 つのエフェクトを選べます。ジェネレーターごとのセンドとダイレクト出力経路を備えています。
- Erae との連携: Layout を認識するモジュレーションソース、Erae Layout を保持するプリセット、そしてお使いの Erae とのスロット同期を実現します。
- プリセットライブラリ: ファクトリープリセットやユーザープリセットを、閲覧、検索、フィルター、タグ付け、読み込み、保存、インポートできます。プリセットから片方のジェネレーターだけ、またはエフェクトラックだけを読み込むこともできます。
- MPE サポート: ボイスごとのピッチ、プレッシャー、スライドにより、表現力豊かなポリフォニック演奏が可能です。
このベータ版の新機能
このベータ版では、次の点が追加または変更されています。
- Erae への保存のヒント: 読み込んだプリセットがまだ Erae のどのスロットにも保存されていない場合、スロット番号の上にヒントが表示され、保存方法を案内します。スロット番号をリングが満たされるまで押し続けてください。Sync がオンのときは、Erae でそのスロットを選ぶとプリセットが呼び出されます。後でもう一度ヒントを表示するには、Erae Lab の設定で Show tips again をクリックします。Erae Integration を参照してください。
- スロットへの保存は Erae Sound からのみ: サウンドの Layout をスロットに保存するには、Erae Sound でスロット番号を押し続けます。Erae 2 で Layout ボタンを押し続けても、プレビュー中のプリセットがそのスロットにコピーされることはありません。
- 変更されたプリセットに印が付く: Erae 上または Erae Lab でプリセットの Layout を編集すると、そのプリセットは変更済みとして示されます(名前の後にアスタリスクが付きます)。保存すると新しい Layout がプリセットに書き込まれることがわかります。
- 診断: Erae Lab の Diagnostics 設定は Erae Sound にも適用されます。Troubleshooting を参照してください。
このマニュアルの対象読者
このマニュアルは、Erae Sound を最大限に活用したいミュージシャンやサウンドデザイナーに向けて書かれています。パッチをゼロから作り込む場合も、プリセットライブラリを探索する場合も、各章がプラグインの特定の領域を順を追って案内します。
このマニュアルの表記規則
このマニュアル全体を通して、次のように表記します。
- パラメーター名は太字で示します(例: FREQ、RESO)。
- パラメーターの値は
コード書式で示します(例:50%、Serial)。 - 相互参照は、Generators や Modulation のように他の章へのリンクになっています。
ヒント: このようなヒントの吹き出しには、ショートカットやベストプラクティスが記載されているので、ぜひ探してみてください。
ヒント: Erae Sound のコントロールにマウスポインターを重ねると、そのコントロールの働きを説明する短いヘルプテキストが表示されます。
インストール
Erae Sound は Erae Lab からインストールされます。Erae Sound のインストールまたは修復を行うには、Erae Lab の設定にある Reinstall components を使用してください。
システム要件
| 最小要件 | 推奨環境 | |
|---|---|---|
| macOS | 11.0(Big Sur)以降、Intel または Apple Silicon(ユニバーサルバイナリ) | macOS 12 以降 |
| Windows | Windows 10(64 ビット) | Windows 10/11(64 ビット) |
| Linux | Ubuntu 20.04 または同等環境、x86_64 | Ubuntu 22.04 以降 |
| RAM | 4 GB | 8 GB 以上 |
| CPU | 最新のマルチコアプロセッサ | クアッドコアプロセッサ以上 |
プラグインとして使用するには、VST3(全プラットフォーム)または AU(macOS)に対応した DAW が必要です。DAW を使わずに Erae Sound を使用するには、Erae Lab 内で実行してください。
プラグイン形式
Erae Lab は、お使いのプラットフォームで利用可能な Erae Sound のプラグイン形式をインストールします。
- VST3: macOS、Windows、Linux 上の VST3 対応 DAW で動作します。
- AU(Audio Unit): macOS 専用。Logic Pro、GarageBand などの AU 対応ホストで動作します。
どちらか一方を選ぶ必要はありません。Erae Lab は利用可能な形式をすべて一度にインストールします。
インストール先パス
Erae Lab は、DAW がスキャンする標準の場所にプラグインをインストールします。
macOS
| 形式 | 配置先 |
|---|---|
| VST3 | ~/Library/Audio/Plug-Ins/VST3/ |
| AU | ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/ |
Windows
| 形式 | 配置先 |
|---|---|
| VST3 | %ProgramFiles%\Common Files\VST3\ |
Linux
| 形式 | 配置先 |
|---|---|
| VST3 | ~/.vst3/ |
初回起動
ライセンス認証とデモモード
ライセンスがない状態で Erae Sound を初めて開くと、Erae Sound License ウィンドウが表示されます。
- メールでアクティベーション: 購入時に使用したメールアドレスを入力し、Send Activation Email をクリックします。同じコンピューターでメールを開いて中のリンクをクリックし、Erae Sound に戻って、アクティベーションが完了するまでウィンドウを開いたままにしてください。
- トークンを貼り付ける: アクティベーショントークンを受け取った場合は、OR PASTE TOKEN DIRECTLY の下のフィールドに貼り付けて Apply Token をクリックします。トークンは発行対象のマシンでのみ有効です。
- デモ: Try Demo (5 min) をクリックすると、5 分間のセッションが始まります。デモ中はプリセットの保存とインポートが無効になります。時間が切れるとライセンスウィンドウが再び表示されるので、Restart Demo、Log In、Purchase のいずれかを選んでください。
- マシン台数制限: アカウントがアクティベーション数の上限に達している場合は、Machine Limit Reached ウィンドウに登録済みのマシンが一覧表示されます。いずれかのマシンの横にある Deauthorize をクリックして枠を空けてから、このマシンをもう一度アクティベートしてください。
アクティベーションが完了すると、ライセンスウィンドウにはアカウントとこのマシンが表示され、Log Out ボタンが表示されます。
アクティベーションに失敗した場合は、インターネット接続を確認し(アクティベーションには接続が必要です)、必要に応じて新しいアクティベーションメールをリクエストし、迷惑メールフォルダーも確認してから、再試行してください。
DAW での読み込み
ほとんどの DAW は起動時に新しいプラグインをスキャンします。DAW を開いたまま Erae Sound をインストールした場合は、手動で再スキャンを実行してください。
- Ableton Live: Preferences > Plug-Ins を開き、Rescan をクリックします。
- Logic Pro: Logic Pro > Settings > Plug-in Manager を開き、Reset & Rescan Selection をクリックします。
- Reaper: Options > Preferences > Plug-ins > VST を開き、Re-scan をクリックします。
- Bitwig Studio: Settings > Plug-ins を開き、Rescan をクリックします。
- FL Studio: Options > Manage plugins を開き、Find plugins をクリックします。
スキャンが完了したら、DAW のインストゥルメントリストから Erae Sound を探し、MIDI トラックに挿入してください。
Erae Lab 内での実行
別途インストールする Erae Sound アプリケーションはありません。DAW を使わずに Erae Sound を使用するには、Erae Lab を開いて、そこから Erae Sound を実行してください。
このモードでは、Erae Lab がオーディオ、MIDI、デバイスの設定を管理します。詳しい手順については Quick Start を参照してください。
トラブルシューティング
DAW にプラグインが表示されない
- プラグインを再スキャンします。 DAW を一度閉じて開き直すか、手動の再スキャンオプションを使用してください(上記参照)。
- プラグインのパスを確認します。 プラグインが、上記のインストール先パスの表に記載されたフォルダーにあることを確認してください。
- 形式の互換性を確認します。 Logic Pro は AU を読み込みますが VST3 は読み込みません。Ableton Live やその他大半の DAW は VST3 を使用します。
- Erae Lab からコンポーネントを再インストールします。 ファイルが見つからない場合は、Erae Lab を開いて Reinstall components を使用してください。
macOS の Gatekeeper の警告
Erae Sound は Apple によってコード署名および公証(notarize)されているため、Gatekeeper の警告が表示されることはないはずです。それでも、ソフトウェアが未確認の開発者によるものである、または検証できないというメッセージが表示された場合は、次の手順に従ってください。
- System Settings > Privacy & Security を開きます。
- Security セクションまでスクロールします。
- Erae Sound がブロックされた旨のメッセージを見つけ、Open Anyway をクリックします。
- プロンプトが表示されたら確認します。
この操作は一度だけ行えば済みます。
Erae Lab 内で実行しても音が出ない
Erae Lab が正しいオーディオ出力と MIDI 入力を使用していることを確認し、次に Erae Sound のヘッダーにあるマスター Vol ノブが上がっていることを確認してください。より詳細な確認方法については Troubleshooting を参照してください。
クイックスタート
2分で最初の音を鳴らす
- Erae Sound を開く: Erae Lab 内で起動するか、DAW の MIDI トラックにプラグインとして読み込みます。
- プリセットを選ぶ: ヘッダーでプリセット名の横にある左右の矢印を使ってプリセットを順に切り替えるか、プリセット名をクリックして一覧全体を開きます。
- 音を鳴らす: Erae や別の MIDI コントローラーで演奏するか、DAW のピアノロールからノートを送信します。
- タブを探索する: ヘッダーの Synth または FX をクリックして、音をさらに作り込みます。
スタートに必要なのはこれだけです。
パラメーターをモジュレーションする
Erae Sound のモジュレーションはデスティネーション優先です。まず操作したいパラメーターを選び、次に各ソースがそのパラメーターにどれだけ影響を与えるかを設定します。
- デスティネーションを選ぶ: モジュレーションしたいノブをクリックします。たとえばフィルターの FREQ などです。
- ソースを見つける: ジェネレーターの下にあるモジュレーションディスプレイで、ENV、LFO、PRES、SLIDE、または Erae Layout 上の別のソースを探します。
- 量を設定する: そのソースのセル内を上下にドラッグします。上にするとプラスのモジュレーション、下にするとマイナスのモジュレーションが加わり、中央のラインがゼロです。
モジュレーションソースをノブの上にドラッグするのではありません。ノブを選択するとデスティネーションが決まり、ソースのセル内のデプスフェーダーが量を設定します。
メインタブ
Erae Sound は、ヘッダーにある 2 つのメインタブで構成されています。
- Synth: 2 基のサウンドジェネレーターを作り込み、モジュレーションを設定する場所です。ジェネレーター と モジュレーション を参照してください。
- FX: リバーブ、ディレイ、ディストーションなどのエフェクトを追加して設定する場所です。エフェクト を参照してください。
次に進む先
- 画面上の各要素を詳しく見て回るには、インターフェース概要 に進んでください。
- プリセットの保存と管理については、プリセット を参照してください。
- 思いどおりに動作しない場合は、トラブルシューティング を確認してください。
インターフェース概要
この章では、Erae Sound ウィンドウの主要な領域を順を追って説明します。すべての画面は、上部の同じヘッダーバーと、その下のコンテンツ領域を共有しています。ヘッダーからは、どのタブで作業していても、タブ、プリセット、プリセットライブラリ、モジュレーション概要、出力レベルにアクセスできます。

ウィンドウレイアウト
Erae Sound は 16:10 の固定アスペクト比を採用しています。デフォルトサイズは 1280 x 800 ピクセルです。ウィンドウはリサイズでき、インターフェース全体が比例して拡大縮小します。最小 800 x 500 から最大 2560 x 1600 まで対応しています。
ウィンドウは 2 つの主要な領域に分かれています。
| 領域 | 位置 | 役割 |
|---|---|---|
| ヘッダーバー | 上部の帯 | タブ、プリセット、ライブラリ、モジュレーション概要、マスター出力 |
| コンテンツ領域 | ヘッダーより下のすべて | Synth または FX のコントロール、モジュレーションディスプレイ、下部パネル |
ウィンドウの下部にはヘルプバーがあり、マウスポインターの下にあるコントロールの短い説明が表示されます。
ヘッダーバー
ヘッダーバーはウィンドウの全幅にわたって伸びています。左から右へ、Erae ロゴ、タブセレクター、ライブラリボタン、プリセットナビゲーションピル、保存ボタン、モジュレーション概要ボタン、Vol ノブ、VU メーターが並んでいます。

タブセレクター
タブセレクターはロゴの右側にあり、Synth と FX の 2 つのタブが表示されます。
- アクティブなタブはアクセントカラーでハイライトされます。
- タブをクリックすると、コンテンツ領域の上部がただちに切り替わります。
プラグインを初めて開いたときは Synth タブが選択されています。
ヒント: 作業内容を失うことなく、いつでもタブを切り替えられます。すべてのパラメーター変更は、タブをまたいで保持されます。
ライブラリボタン
フォルダーアイコンの付いた正方形のボタンが、プリセットナビゲーションピルの左にあります。これをクリックすると、ジェネレーターやエフェクトの代わりに プリセットライブラリ が表示され、プリセットの閲覧、検索、フィルタリング、読み込みができます。元に戻るには、もう一度ボタンをクリックするか、Synth または FX タブをクリックします。詳細は プリセット を参照してください。
プリセットナビゲーションピル
プリセットナビゲーションピルは、3 つのセグメントからなる連結されたコントロールグループです。
| セグメント | 機能 |
|---|---|
| プリセット名 | 読み込まれているプリセットの名前を表示します(例: Init)。クリックするとすべてのプリセットの一覧が開き、目的のプリセットへ移動できます。名前の後のアスタリスク(*)は、プリセットに未保存の変更があることを示します。 |
| 前へ矢印 | リスト内の前のプリセットを読み込みます |
| 次へ矢印 | リスト内の次のプリセットを読み込みます |
矢印はリストの最初と最後のプリセットで止まります。別のプリセットを読み込むと現在のサウンドがすぐに置き換わるため、変更を残したい場合は先に保存してください。
ピルを右クリックすると、プリセットメニュー(Import Preset...、Open Presets Folder、Save、Save As...)が開きます。
保存ボタン
フロッピーディスクアイコンの付いた正方形のボタンが、プリセットピルの右側にあります。これをクリックすると 編集モード に入ります。
- プリセット名の領域が編集可能なテキストフィールドになり、現在のプリセット名があらかじめ入力されています。
- フィールドの右側にチェックマークボタンが表示されます。
- 新しい名前を入力するか(または現在の名前のままにして)、Enter を押すかチェックマークをクリックして保存します。
- Escape を押すか、フィールドの外側をクリックするとキャンセルします。
保存が完了すると、ボタンが一瞬アクセントカラーに点滅します。
いくつかのルールが適用されます。
- 名前を空にすることはできません。
- ファクトリープリセットは読み取り専用のため、ファクトリープリセットの名前のままでは保存できません。新しい名前を入力して、自分用のコピーを保存してください。
- 既存の別のプリセットの名前を選ぶことはできません。
ルールを満たしていない場合は、プリセットピルの下に小さな警告が表示されます。
右クリックメニューでは、Save は現在のユーザープリセットを直接上書きし、Save As... は同じ名前フィールドを開いて新しいユーザープリセットを作成します。ファクトリープリセットでは Save は使用できません。プリセット を参照してください。
モジュレーション概要ボタン
Vol ラベルの左にあるモジュレーションアイコンのボタンは、パッチ内のアクティブなモジュレーションをすべて一覧表示する モジュレーション概要 を開きます。モジュレーション概要 を参照してください。
ボリュームノブ
Vol とラベル付けされたこのノブは、Erae Sound のマスター出力レベルを制御します。範囲は 0%(無音)から 100%(フル出力)までで、オーディオテーパーに従い、初期値は 100% です。
VU メーター
VU メーターはヘッダーの右端にある要素です。ステレオ出力レベルを、小さなドットからなる 2 本の列として表示します。1 本は左チャンネル用、もう 1 本は右チャンネル用です。
- チャンネルあたり 10 行 で、
-48 dB(最下部)から0 dB(最上部)までにわたります。 - 上側のドットは、クリッピングが近づいていることを警告するために色が変わります。
- ピークホールド のドットは、直近で最も大きかったレベルを約 1 秒間示し、その後消えます。
コンテンツ領域
コンテンツ領域は、ヘッダーより下のウィンドウの残りの部分を埋めます。上から下に積み重ねられた 3 つの水平ゾーンに分かれています。上部のゾーンはアクティブなタブによって変わり、下の 2 つのゾーンは常に表示されます。
Synth タブ

| ゾーン | 含まれるもの |
|---|---|
| ジェネレーターセクション(上部) | 左右に並んだ 2 つのジェネレーターパネル。左に Generator A、右に Generator B。それぞれに 2 基のオシレーター、2 基のフィルター、コントロールバーがあります。 |
| モジュレーションディスプレイ(中央) | 選択したパラメーターについて、モジュレーションソースごとに 1 つのセルを表示します。セルは MODULATION(ENV、LFO)、MPE(PITCH、VEL、PRES、SLIDE、RELVEL)、およびアクティブな Erae Layout のエレメントごとのグループにまとめられています。 |
| 下部パネル | 左から右へ、Envelope パネル、LFO パネル、カーブパネル(選択したソースに応じたタイトル、例: Pressure Curve)、VOICE パネル(ボイスとスプリットの設定)、スロットバー付きの Erae Layout のサムネイル。 |
ノブをクリックすると、そのノブがモジュレーションのデスティネーションとして選択されます。モジュレーションディスプレイと Envelope、LFO、カーブの各パネルに、そのパラメーターのモジュレーションが表示されます。
ヒント: モジュレーションディスプレイと下部パネルは、Synth タブと FX タブで共有されています。どちらのタブでパラメーターを選択しても、両方のセクションが更新されます。
各ジェネレーターパネルについては ジェネレーター を参照してください。モジュレーションについては モジュレーション を参照してください。
FX タブ

FX タブも同じ 3 つのゾーンで構成され、上部のゾーンにエフェクトラックが入ります。
| ゾーン | 含まれるもの |
|---|---|
| エフェクトラック(上部) | 左に Direct Out パネル、その右に 4 つのエフェクトスロットが並びます。各スロットには、専用のノブを備えた 1 つのエフェクトが入ります。 |
| モジュレーションディスプレイ(中央) | Synth タブと同じ。選択したエフェクトパラメーターのソースを表示します。 |
| 下部パネル | Synth タブと同じパネル。 |
各エフェクトタイプとそのパラメーターについては、エフェクト を参照してください。
次のステップ
ウィンドウの構成を把握できたところで、以降の章では各セクションを詳しく掘り下げていきます。
ジェネレーター
Erae Sound には、横並びで動作する 2 基の同一のアナログシンセシスエンジン、Generator A(左)と Generator B(右)が搭載されています。各ジェネレーターはそれぞれ独自の信号を生成し、出力とエフェクトラックへ送ります。この章では、ジェネレーター内のすべてのコントロールについて説明します。

ジェネレーターのレイアウト概観
各ジェネレーターは 5 つのエリアに分かれています。
| エリア | 位置 | 内容 |
|---|---|---|
| Oscillator 1 | 左上 | 波形ビジュアライザーと 5 つのノブ |
| Filter 1 | 右上 | 周波数特性ビジュアライザー、3 つのノブ、POLES スイッチ |
| Control Bar | 中央のストリップ | ジェネレーターのラベル、TZFM、ルーティングボタン、MIX、PAN、VOL、小さなレベルメーター |
| Oscillator 2 | 左下 | 波形ビジュアライザーと 5 つのノブ(ミラー配置) |
| Filter 2 | 右下 | 周波数特性ビジュアライザー、4 つのノブ、POLES スイッチ |
各セクションのタイトルにはジェネレーター名が付きます。Generator A では Oscillator A1、Filter A1、Oscillator A2、Filter A2、Generator B では Oscillator B1 から Filter B2 となります。コントロールバーには GENERATOR A または GENERATOR B と表示されます。2 基のジェネレーターは同じコントロールと信号フローを持ち、設定は完全に独立しています。
信号フロー
各ジェネレーターには 3 つのフィルタールーティングモード、Serial、Parallel、Split があります。
Serial: Osc 1 + Osc 2 ──► Filter 1 ──► Filter 2
│ │
└──► MIX ◄────┘ ──► PAN, VOL
Parallel: Osc 1 + Osc 2 ──┬──► Filter 1 ──┐
└──► Filter 2 ──┴──► MIX ──► PAN, VOL
Split: Osc 1 ─────────────► Filter 1 ──┐
Osc 2 ─────────────► Filter 2 ──┴──► MIX ──► PAN, VOL
- Oscillator 1 と Oscillator 2 はそれぞれ波形を生成し、SHAPE と FOLD で形作られます。各レベルはそれぞれの VOL ノブで設定します。
- Serial と Parallel では、2 つのオシレーターはフィルタリングの前に合算されます。Split では分離されたままです。
- オシレーター信号は、ルーティングモードに従って Filter 1 と Filter 2 へ送られます(フィルタールーティング を参照)。Filter 2 は NOISE ノブでノイズをブレンドすることもできます。
- MIX ノブは Filter 1 と Filter 2 の出力をブレンドします。
- PAN はジェネレーターをステレオフィールド内に配置し、VOL はその出力レベルを設定します。
オシレーター
Oscillator 1 と Oscillator 2 は、同じ 5 つのコントロールを共有します。各オシレーターにはリアルタイムの波形ビジュアライザーがあります。

パラメーター
| ノブ | 説明 | 範囲 | デフォルト |
|---|---|---|---|
| COARSE | 半音単位のピッチ。ノート名で表示 | 0 から 127(C-1 から G9) | 60(C4) |
| FINE | ファインチューニング | -1.00 から +1.00 半音 | 0.00(新規サウンドの Oscillator 2: +0.10) |
| SHAPE | 連続的な波形モーフ | 0% から 100% | 50% |
| FOLD | ウェーブフォルダーの量 | 0% から 100% | 0%(オフ) |
| VOL | オシレーターのレベル(オーディオテーパー) | 0% から 100%(無音から 0 dB) | -12 dB |
波形シェイプ
SHAPE ノブを左から右へ回すと、4 つの波形の間をモーフします。
- Sine: ピュアでなめらかな音色(左端)
- Triangle: やや明るく、奇数次倍音を含む
- Pulse: 中空でリードのようなキャラクター
- Sawtooth: 倍音成分がすべてそろったスペクトラム(右端)
モーフは連続的なので、これらのランドマークの間のどの位置でも、隣り合う 2 つの波形がブレンドされます。
ヒント: 波形ビジュアライザーはリアルタイムで更新されるため、SHAPE を回すとオシレーターが何を生成しているかを確認できます。
ウェーブフォルダー
FOLD ノブは、波形を自身に折り返すことで倍音を加えます。0% では波形はそのまま通過します。値を上げていくと波形はますます折り畳まれ、豊かな倍音と、ますます複雑な音色を生み出します。
ウェーブフォールディングは Sine や Triangle のようなシンプルな波形と特に相性がよく機能します。
ヒント: 控えめな FOLD 量を Sine 波と組み合わせると、音楽的な使いやすさを保った、温かく倍音豊かな音色が得られます。
ピッチとチューニング
COARSE はオシレーターのピッチオフセットを設定します。デフォルトの 60(C4)では、オシレーターは演奏したノートを記譜どおりのピッチで鳴らします。72 では 1 オクターブ上、48 では 1 オクターブ下になります。これは、PITCH モジュレーションソースがデフォルトで COARSE に対して 100% に設定されているためです(Modulation を参照)。FINE は上下いずれかの方向に最大半音までデチューンし、Oscillator 2 を Oscillator 1 に対してデチューンしてコーラスのような厚みを作るのに便利です。
オシレーターの VOL はオーディオテーパーに従います。デフォルトの -12 dB はヘッドルームを残しているため、2 つのオシレーターとモジュレーションを合算してもクリップしません。
ヒント: Oscillator 2 の COARSE を Oscillator 1 より 5 度(
67)または 1 オクターブ(72)上に設定すると、定番のインターバルスタッキングになります。
フィルター
各ジェネレーターには 2 つの独立したフィルターがあります。Filter 1 と Filter 2 は同じコントロールを持ち、Filter 2 には NOISE ノブが加わります。
各フィルターセクションには、リアルタイムの周波数特性ビジュアライザーが表示されます。

Filter 1 のパラメーター
| ノブ / スイッチ | 説明 | 範囲 | デフォルト |
|---|---|---|---|
| FREQ | カットオフ周波数。ノートナンバーで設定 | 0 から 143(約 8 Hz から 31.6 kHz) | 93(約 1.76 kHz) |
| RESO | レゾナンス | 0% から 100% | 0% |
| TYPE | 連続的なフィルタータイプモーフ | 0% から 100% | 50%(Lowpass) |
| POLES | フィルタースロープ | 2 または 4 | 4 |
Filter 2 のパラメーター
Filter 2 は Filter 1 のすべてのコントロールに加えて、もう 1 つのコントロールを備えています。
| ノブ / スイッチ | 説明 | 範囲 | デフォルト |
|---|---|---|---|
| NOISE | フィルターの入力信号とピンクノイズのクロスフェード | 0% から 100% | 0%(信号のみ) |
| FREQ | カットオフ周波数。ノートナンバーで設定 | 0 から 143(約 8 Hz から 31.6 kHz) | 93(約 1.76 kHz) |
| RESO | レゾナンス | 0% から 100% | 0% |
| TYPE | 連続的なフィルタータイプモーフ | 0% から 100% | 50%(Lowpass) |
| POLES | フィルタースロープ | 2 または 4 | 4 |
フィルタータイプモーフ
TYPE ノブは、3 つのフィルターモードの間をモーフします。
- 左端(
0%): Bandpass。カットオフ付近の周波数のみを通過させます。 - 中央(
50%): Lowpass。カットオフより下の周波数を通過させる、定番のサブトラクティブフィルターです。 - 右端(
100%): Highpass。カットオフより上の周波数を通過させます。
これらのポイントの間のどの位置でも、なめらかなブレンドが得られます。
レゾナンス
RESO を上げると、カットオフちょうどの周波数がブーストされ、よりシャープなピークが作られます。高い設定では、フィルターがカットオフ周波数でリンギングし始めます。
Poles(フィルタースロープ)
POLES スイッチには 2 と 4 の 2 つのセグメントがあります。いずれかをクリックしてスロープを選びます。
- 2: 12 dB/オクターブ。ゆるやかなスロープです。
- 4: 24 dB/オクターブ。急峻で、より積極的なスロープです。
選択されたセグメントがハイライト表示されます。
ヒント: FREQ をキーボードに追従させる(キートラッキング)には、FREQ を選択し、モジュレーションディスプレイでその PITCH デプスを上げてください。
Noise(Filter 2 のみ)
Filter 2 の NOISE ノブは、フィルター入力を通常の信号とピンクノイズソースの間でクロスフェードします。0% では、Filter 2 は自身の信号(オシレーターのミックス、Serial モードでは Filter 1 の出力、Split モードでは Oscillator 2)のみを受け取ります。100% ではノイズのみを受け取ります。クロスフェードは範囲全体で音量を均一に保ちます。
ヒント: Filter 2 に少量の NOISE を加え、高い RESO と組み合わせると、エアリーで息づかいのあるテクスチャーが生まれ、パッドやアトモスフェリックなサウンドに最適です。
ビジュアライザー
各オシレーターおよびフィルターセクションには、リアルタイムのビジュアライザーが含まれています。
- オシレーターのビジュアライザー は現在の波形を表示し、SHAPE、FOLD、そして Oscillator 1 については Oscillator 2 からの TZFM の効果を反映します。
- フィルターのビジュアライザー は周波数特性カーブを表示し、FREQ、RESO、TYPE、POLES を反映します。
どちらのビジュアライザーもモジュレーションに追従するため、エンベロープや LFO がパラメーターを動かしていれば、ビジュアライザーもそれに合わせて動きます。
コントロールバー
コントロールバーは上下のセクションの間にある水平のストリップで、GENERATOR A または GENERATOR B とラベル付けされています。ここにはジェネレーターの FM、ルーティング、出力のコントロールと、右端の小さなレベルメーターがあります。

コントロールバーのパラメーター(左から右へ)
| コントロール | タイプ | 説明 | 範囲 | デフォルト |
|---|---|---|---|---|
| TZFM | ノブ | スルーゼロ FM の深さ | 0% から 100% | 0%(オフ) |
| Routing | 3 つのボタン | Serial、Parallel、Split のフィルタールーティング | Serial / Parallel / Split | Serial |
| MIX | ノブ | Filter 1 と Filter 2 の出力のブレンド | 0% から 100% | 50%(均等ブレンド) |
| PAN | ノブ | ジェネレーターのステレオ位置 | 左端から右端 | 中央 |
| VOL | ノブ | ジェネレーターの出力レベル | 0% から 100% | 100%(新規サウンドの Generator B: 0%) |
スルーゼロ FM(TZFM)
TZFM ノブはスルーゼロ周波数変調をコントロールします。ここでは Oscillator 2 が Oscillator 1 の周波数を変調 します。これにより、金属的な音、ベルのような音、鳴り響くような音など、複雑で倍音豊かな音色が生み出されます。
0%では FM はなく、Oscillator 1 は通常のピッチで動作します。- TZFM を上げていくと、Oscillator 2 が Oscillator 1 の周波数を上下に押しやり、ゼロをも貫いて変調します。よりシンプルな FM 方式に見られるピッチドリフトは起きません。
結果は 2 つのオシレーター間のピッチ比に大きく依存します。倍音的な結果を求めるなら Oscillator 2 を Oscillator 1 に対してシンプルなインターバル(オクターブ、5 度)にチューニングし、インハーモニックでベルのようなサウンドにはデチューンした比率を使ってください。
ヒント: Oscillator 1 のビジュアライザーは TZFM の効果をリアルタイムで表示します。
フィルタールーティング
コントロールバーの 3 つのルーティングボタンは、2 つのフィルターがオシレーター信号をどのように受け取るかを設定します。アクティブなボタンがハイライト表示されます。
Serial(デフォルト)
Osc mix ──► Filter 1 ──► Filter 2
ミックスされたオシレーター信号は Filter 1 に入り、Filter 1 の出力が Filter 2 へ送られます。MIX ノブは Filter 1 の出力と Filter 2 の出力をブレンドするため、0% では Filter 1 のみ、100% では 2 段のチェーン全体が聞こえます。これにより、サウンドを 2 つの連続したステージで作り込むことができます。たとえばローパスの後にハイパスを置くと、それぞれのカットオフを独立してコントロールできるバンドパスのような効果が得られます。
Parallel
┌──► Filter 1 ──┐
Osc mix ──────┤ ├──► MIX
└──► Filter 2 ──┘
両方のフィルターが、同じミックスされたオシレーター信号を受け取ります。それらの出力は MIX ノブでブレンドされます。これは、各フィルターが異なるキャラクターを与えるデュアルフィルターサウンドに便利です。
ヒント: Parallel モードでは、Filter 1 を Lowpass に、Filter 2 を Highpass に設定して、2 つの異なる周波数帯域を強調してみてください。
Split
Oscillator 1 ──► Filter 1 ──┐
Oscillator 2 ──► Filter 2 ──┴──► MIX
Oscillator 1 は Filter 1 に、Oscillator 2 は Filter 2 に送られます。2 つのフィルター済みパスは MIX ノブでブレンドされます。これによりオシレーターはフィルターステージを通して分離されたままになり、それぞれが独自のフィルター形状を持てます。
ヒント: Split モードでは、Oscillator 1 を Filter 1 経由の安定した低域の土台に、Oscillator 2 を Filter 2 経由のより明るい、あるいはノイジーなレイヤーに使ってみてください。
出力ミックス(MIX)
コントロールバーの MIX ノブは、等パワークロスフェードを用いて Filter 1 と Filter 2 の出力をブレンドします。
- 左いっぱい(
0%): Filter 1 の出力のみが聞こえます。 - 中央(
50%、デフォルト): 両フィルターの均等なブレンドです。 - 右いっぱい(
100%): Filter 2 の出力のみが聞こえます。
ジェネレーターのパン
PAN ノブは、ジェネレーターをステレオフィールド内の左端から右端までの間に配置します。中央(デフォルト)ではジェネレーターは真ん中に位置します。Generator A と Generator B を左右に振り分けると、レイヤーしたサウンドを手軽に広げられます。
ジェネレーター出力ボリューム
コントロールバーの VOL ノブは、ジェネレーターの出力レベルを設定します。これは、ジェネレーターの信号がダイレクト出力とエフェクトセンドに届く前の最終ゲインステージです。
デフォルトでは、VOL はエンベロープによって形作られます。VOL のエンベロープデプスは 100% に固定されているため、エンベロープがジェネレーターのアンプリチュードエンベロープとして働きます。このノブでは ENV デプスフェーダーは使用できません。新規サウンドでは Generator A の VOL が 100%、Generator B の VOL が 0% になっているため、Generator B を上げるまでは Generator A だけが聞こえます。
ジェネレーターのモジュレーション
ジェネレーターセクションのすべてのノブは、エンベロープ、LFO、ピッチ、ベロシティ、プレッシャー、スライド、リリースベロシティ、Erae の Layout ソースによってモジュレートできます。各ノブの下にある 2 つの小さなドットは、そのノブのエンベロープ(左のドット)と LFO(右のドット)が使用されているかどうか、そしてどのリンクグループに属しているかを示します。
モジュレーションの設定については、Modulation で詳しく説明しています。
ジェネレーターのコピーとクリア
ジェネレーターパネルの空いている部分(ノブ以外)を右クリックすると、ジェネレーターメニューが開きます。
- Copy Generator A(または B): ジェネレーターのすべての設定をコピーします。
- Paste Generator A(または B): コピーした設定をこのジェネレーターに貼り付けます。Generator A をコピーして Generator B に貼り付けることもできます。
- Clear Generator A(または B): ジェネレーターをデフォルト設定にリセットします。
2 基のジェネレーターを組み合わせて使う
Generator A と Generator B は完全に独立しています。それぞれが独自のオシレーター、フィルター、TZFM、ルーティング、ミックス、パン、ボリュームを持っています。それらの出力はエフェクトラックへ送られ、Direct Out パネルと各エフェクトスロットには、ジェネレーターごとに個別のレベルがあります(Effects を参照)。
両方のジェネレーターを活用するためのいくつかの方法を紹介します。
- 2 つの音色をレイヤーする: Generator A を明るく切れのあるリードに、Generator B をその下に敷く温かみのあるパッドに使います。
- 演奏範囲をスプリットする: VOICE パネルのスプリットコントロールを使って、異なるノートや MPE チャンネルを Generator A と Generator B に振り分けます。Voice and Split を参照してください。
- デチューンで厚みを出す: 両方のジェネレーターを似たパッチに設定し、わずかにデチューンして左右に振り分けます。
- コントラスト: 一方のジェネレーターを重くフィルタリングしたシンプルな波形に、もう一方を開いたフィルターを通した複雑で折り畳まれた波形に設定します。
ヒント: 各ジェネレーターの VOL ノブを使えば、別途ミキサーを使わずに 2 つのジェネレーターのバランスを取ることができます。
モジュレーション
Erae Sound のモジュレーションシステムは、ひとつの発想を中心に設計されています。それは すべてのノブがそれぞれ完全なモジュレーションエンジンを備えている ということです。中央集約型のモジュレーションマトリクスを使う代わりに、各パラメーターが独自のエンベロープと LFO の設定、MIDI ソースのデプス、レスポンスカーブ、クロスモジュレーション接続を持っています。任意のノブをクリックすると、その下のパネルでモジュレーションを確認し、編集できます。

コンセプト: パラメーターごとのモジュレーション
ほとんどのシンセサイザーでは、モジュレーションはグローバルなマトリクスで処理され、ソースを選び、デスティネーションを選び、デプス(深さ)を設定します。Erae Sound はこれとは異なるアプローチを採用しています。
Erae Sound のすべてのパラメーター(オシレーターのピッチ、フィルターのカットオフ、エフェクトの設定など)は、それぞれ完全なモジュレーションシステムを所有しています。ノブをクリックすると、モジュレーションディスプレイと下部パネルに、そのパラメーターのエンベロープ、LFO、レスポンスカーブ、モジュレーションデプスが表示されます。別のモジュレーションページへ移動する必要はありません。
これは次のことを意味します。
- スロット数の制限はありません。 すべてのパラメーターは、すべてのソースによって同時にモジュレートできます。
- コンテキストの切り替えが不要。 ノブを選択すると、そのモジュレーションに関するすべてがすぐ下に表示されます。
- デプスは独立しています。 2 つのパラメーターが同じ LFO 波形を共有しながら、まったく異なるモジュレーション量を持つことができます。
ヒント: 任意のノブ、またはそのラベルをクリックすると選択できます。パネルは即座に更新され、そのパラメーターのモジュレーションが表示されます。
ノブを右クリックすると、モジュレーションメニューが開きます。
- Select: ノブの値を変えずに、そのノブをモジュレーションのデスティネーションとして選択します。
- Copy Modulation と Paste Modulation: あるノブのモジュレーション設定全体をコピーし、別のノブに貼り付けます。
- Clear Modulation: このノブからすべてのモジュレーションを取り除きます。
モジュレーションディスプレイセクション
モジュレーションディスプレイ は、ジェネレーター(またはエフェクト)と下部パネルの間、ウィンドウ中央に位置する横長のストリップです。選択されたパラメーターのすべてのモジュレーションソースを、直近 2 秒間のローリングトレースとして表示します。

固定ソース
7 つのソースが常に表示され、2 つのグループに分かれています。
| グループ | ラベル | ソース | 説明 |
|---|---|---|---|
| MODULATION | ENV | エンベロープ | 選択されたパラメーターのエンベロープ出力 |
| MODULATION | LFO | LFO | 選択されたパラメーターの LFO 出力 |
| MPE | PITCH | ピッチ | 演奏したノートと pitch bend を合わせた値。C4 からの半音数 |
| MPE | VEL | ベロシティ | ノートオンのベロシティ |
| MPE | PRES | プレッシャー | チャンネルプレッシャー(アフタータッチ) |
| MPE | SLIDE | スライド | MPE スライド(CC 74) |
| MPE | RELVEL | リリースベロシティ | ノートオフのベロシティ |
Erae Layout ソース
お使いの Erae Layout に、CC メッセージを送信するキーボード、フェーダー、ボタン、キーが含まれている場合、固定ソースの右側に追加のソースが表示されます。これらには Layout エレメントにちなんだラベル(例: Fader 1、Fdr2 Pres、KB1 X)が付き、エレメントごとにグループ化されます。グループ名はグループの右側に縦書きで表示されます(例: FADER 2)。画面に収まりきらないほどソースがある場合は、ストリップを横方向にスクロールしてください。全一覧については Appendix B を参照してください。
ボイスごとのソースは演奏中のボイスのアクティビティを表示し、エフェクトパラメーターはグローバルなトレースを表示します。LFO の POLY スイッチがオンの場合、LFO のトレースは個々のボイスに追従します。オフの場合は共有 LFO を表示します。
ビジュアライザーとデプスフェーダー
各ソースのセルには 2 つのレイヤーが含まれています。
- 波形表示。 ソースの出力をリアルタイムで示すトレースです。
- デプスフェーダー。 セル内を上下にドラッグすると、このソースが選択されたパラメーターにどれだけ影響を与えるかを、
-100%(下端)から+100%(上端)まで設定できます。中央のラインが0%です。ダブルクリックするとデプスが0%にリセットされます。- 正のデプスは暖色の塗りつぶしで表示されます。
- 負のデプスは赤色の塗りつぶしで表示されます。
一部のデプスは固定されています。ジェネレーターの出力 VOL の ENV デプスは常に 100%(エンベロープがそのアンプリチュードエンベロープとなるため)なので、そのフェーダーは無効になっています。
クロスモジュレーションの接続ポイント
各ソースのセルの右上には小さな円があります。これはクロスモジュレーションで使う接続ポイントです(クロスモジュレーション を参照)。ある接続ポイントから別の接続ポイントへドラッグすると、接続が作成されます。
エンベロープ(ADSR)
Envelope パネルはウィンドウの左下にあります。選択されたパラメーターに ADSR エンベロープを提供します。

エンベロープシェイプのプレビュー
パネルの上部には ADSR のシェイプが表示されます。ノブを回すと更新され、3 つのポイントを直接ドラッグすることもできます。ピークは Attack、中間のポイントは Decay と Sustain、最後のポイントは Release を設定します。
パラメーター
| パラメーター | 範囲 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
| ATTACK | 約 2 ms から 10 s | 約 2 ms | ノートオン後、ゼロからフルレベルまで立ち上がる時間 |
| DECAY | 約 2 ms から 10 s | 約 18 ms | フルレベルからサステインレベルまで下降する時間 |
| SUSTAIN | 0% から 100% | 70% | ノートを押さえている間に維持されるレベル |
| RELEASE | 約 2 ms から 10 s | 約 43 ms | ノートオフ後、ゼロへ戻る時間 |
| LIN / EXP | リニアまたはエクスポネンシャル | LIN | エンベロープの各セグメントのカーブ |
時間のノブは指数スケールを使用するため、ノブ範囲の下側では短い時間を細かく制御でき、上側では長いスイープをカバーできます。
エンベロープの使い方
- ノブを選択します(例: フィルターの FREQ)。
- モジュレーションディスプレイで、ENV のデプスフェーダーを上方向にドラッグして正の値にします。
- ATTACK、DECAY、SUSTAIN、RELEASE を調整して、モジュレーションの輪郭を整えます。
エンベロープはノートオンのたびに始まり、ノートオフでリリース段階に入ります。
ヒント: プラックのようなフィルタースイープを作るには、短い ATTACK(約
5 ms)、中程度の DECAY(約300 ms)、低い SUSTAIN(約10%)、短い RELEASE(約200 ms)を設定します。その後、フィルターの FREQ に正の ENV デプスを与えます。
リンクボタン
ノブの下にはリンクセレクターがあり、X、A、B、C、D の 5 つのセグメントがあります。X はこのパラメーターに専用のエンベロープを与え、A から D は共有のリンクグループに割り当てます(モジュレーションのリンク を参照)。パラメーターはデフォルトでグループ A を使用します。
モジュレーター(LFO)
LFO パネルは Envelope パネルの右にあります。選択されたパラメーターに LFO を提供します。

波形プレビュー
パネルの上部には現在の波形が表示され、WAVE、SKEW、PHASE、OFFSET を変更すると更新されます。
モードセレクター
ノブの左にある 3 つのボタンで、レートモードを設定します。
| モード | レートの意味 |
|---|---|
| Free | レートを Hz で指定(0.01 Hz から 20 Hz)。LFO はテンポとは独立して動作します。 |
| Sync | レートをホストのテンポにロック(1/64 から 4 bars)。テンポシンク早見表 を参照してください。 |
| Audio | レートをノートで指定(C-1 から G9、約 8 Hz から 12.5 kHz)。オーディオレートの FM や AM 効果に便利です。 |
パラメーター
| パラメーター | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|
| RATE | Free モードでは約 1 Hz、Sync モードでは 1/4、Audio モードでは A4 | LFO のスピード。単位はモードによって変わります。 |
| WAVE | Sine | 波形。5 つのシェイプ(Sine、Triangle、Saw Up、Square、Sample & Hold)を連続的にモーフします。中間の位置では隣接するシェイプがクロスフェードします。 |
| SKEW | 50% | 波形の対称性。50% では波形は対称です。左右に回すと、各サイクルの前半が圧縮または伸張されます。 |
| PHASE | 0% | LFO サイクルの開始位相オフセット。 |
| OFFSET | 50% | 出力範囲をシフトします。50% では LFO は上下両方向に振れ、0% では下方向のみ、100% では上方向のみに動きます。 |
| POLY | Off | 1 つの共有 LFO と、ボイスごとの LFO を切り替えます。 |
リトリガー
LFO 自体にはリトリガースイッチはありません。POLY がオンの場合は各ボイスが独自の LFO を動かし、PHASE がサイクルの開始位置を設定します。POLY がオフの場合は、すべてのボイスが 1 つのフリーランニング LFO を共有します。
VOICE パネルの RETRIG スイッチはボイスの設定で、繰り返し弾いたノートがそのボイスを再利用するかどうかを決めます。Voice and Split を参照してください。
モジュレーターの使い方
- ノブを選択します(例: オシレーターの COARSE)。
- モジュレーションディスプレイで、LFO のデプスフェーダーをドラッグしてモジュレーション量を設定します。
- モード(Free、Sync、Audio)を選びます。
- RATE、WAVE、SKEW、PHASE、OFFSET、POLY を調整して LFO を整えます。
ヒント: クラシックなビブラートを作るには、オシレーターの COARSE ノブを選択し、LFO デプスを小さな正の値(約
5%)に設定し、Free モードを選び、RATE を約5 Hzに設定して、WAVE を Sine のままにします。
リンクボタン
ノブの下にはリンクセレクター(X、A、B、C、D)があります。エンベロープと同じように働き、X はパラメーターに専用の LFO を与え、A から D はリンクグループと LFO を共有します。パラメーターはデフォルトでグループ A を使用します。モジュレーションのリンク を参照してください。
MIDI モジュレーションソース
Erae Sound はいくつかの表情豊かな MIDI ソースに反応します。各ソースはパラメーターごとに独自のデプスフェーダーを持つため、それぞれのジェスチャーがサウンドのあらゆる部分にどう影響するかを決められます。
利用可能なソース
| ソース | ラベル | デフォルトの極性 | 説明 |
|---|---|---|---|
| ベロシティ | VEL | ユニポーラ | ノートオンのベロシティ。ベロシティが高いほどモジュレーションが大きくなります。 |
| プレッシャー | PRES | ユニポーラ | ノートを押さえている間のプレッシャー。 |
| スライド | SLIDE | ユニポーラ | MPE スライド(CC 74)。通常は Erae 上での指の縦方向の動きです。 |
| ピッチ | PITCH | バイポーラ | C4 を基準とした演奏ノートと pitch bend を合わせた値(半音単位)。 |
| リリースベロシティ | RELVEL | ユニポーラ | ノートオフのベロシティ。ノートをどれだけ素早く離すかです。 |
PITCH は、オシレーターをキーボードに追従させるためのソースです。デフォルトでは、両方のオシレーターの COARSE ノブに対するデプスが 100% になっています。フィルターの FREQ に PITCH デプスを与えると、カットオフがキーボードに追従します。
デプスフェーダー
各ソースのデプスフェーダーは、選択されたパラメーターのモジュレーション量を -100% から +100% の範囲で設定します。0% ではソースは影響を与えません。
- 正のデプス: ソースはパラメーターに加算されます。例えば、ベロシティが高いほどフィルターカットオフが上がります。
- 負のデプス: ソースはパラメーターから減算されます。例えば、ベロシティが高いほどフィルターカットオフが下がります。
レスポンスカーブと極性
各 MIDI ソースと Erae ソースは、パラメーターごとに独自のレスポンスカーブと極性を持つことができ、カーブパネルで編集します(モジュレーションカーブ を参照)。
- 極性 は、ソースがゼロから一方向に働く(ユニポーラ)か、中央を挟んで両方向に振れる(バイポーラ)かを決定します。
- カーブ は、ソースのレスポンスを再形成します(例えば、特定の範囲でベロシティの感度を高めたり低めたりします)。
ヒント: ベロシティを主に強いノートにだけ効かせたい場合は、VEL にエクスポネンシャルカーブを適用します。弱いノートはごくわずかなモジュレーションしか生まず、強いノートは大きなモジュレーションを生みます。
モジュレーションのリンク(A/B/C/D)
リンクグループを使うと、複数のパラメーターが同じエンベロープまたは LFO の設定を共有できます。設定を手作業でコピーしなくても、同じモジュレーション形状に反応させられます。
仕組み
エンベロープと LFO には、それぞれ A、B、C、D の 4 つのリンクグループがあります。各パラメーターは、エンベロープのグループと LFO のグループを独立して選ぶか、専用のものを使用します。
| 割り当て | 挙動 |
|---|---|
| X(専用) | パラメーターは自身のエンベロープまたは LFO を使用します。変更はこのパラメーターにのみ影響します。 |
| A、B、C、または D | パラメーターは、同じグループの他のすべてのパラメーターとエンベロープまたは LFO の設定を共有します。グループ A で ATTACK を変更すると、グループ A のすべてのパラメーターで変更されます。 |
すべてのパラメーターは、エンベロープと LFO の両方でグループ A から始まります。そのため、新規サウンドのパラメーターは、別のグループに割り当てるまでは 1 つのエンベロープと 1 つの LFO を共有しています。
重要な詳細
- デプスは独立したまま。 2 つのパラメーターがグループ A のエンベロープを共有していても、それぞれが独自の ENV デプスを保持します。一方を
+80%、もう一方を-20%にできます。 - エンベロープと LFO は別々にリンクします。 パラメーターは、エンベロープのグループ B と LFO のグループ C を同時に使用できます。
- 一度に選べるのは 1 つ。 セグメントをクリックするとそれが選択されます。専用のエンベロープまたは LFO に戻すには X をクリックします。
リンクグループの割り当て
- ノブを選択します。
- Envelope または LFO パネルで、リンクセレクターの A、B、C、D のいずれかをクリックします。
- パネルのノブが、そのグループの共有設定を編集するようになります。
- 別のノブを選択し、同じグループの文字に割り当てます。
- これで両方のパラメーターが同じエンベロープまたは LFO の形状を共有します。
LED インジケーター
モジュレーション可能な各ノブの下には 2 つの小さなドットがあります。左のドットはエンベロープ用、右のドットは LFO 用です。
- そのソースのデプスがこのノブで上げられていると、ドットが点灯します。
- ドットの色はリンクグループ(A、B、C、D)を示します。専用のエンベロープまたは LFO はアクセントカラーを使用します。
ヒント: フィルターの FREQ と RESO を同じエンベロープグループにまとめ、FREQ には大きなデプス、RESO には小さなデプスを与えてみてください。
モジュレーションカーブ
カーブパネルでは、モジュレーションソースがパラメーターに届く前に、そのレスポンスを再形成できます。ソース値とモジュレーション量の関係を直線にする代わりに、独自のレスポンスを描くことができます。

パネルレイアウト
カーブパネルは LFO パネルの右にあります。最後にクリックしたソースのセル(PITCH、VEL、PRES、SLIDE、RELVEL、または Erae Layout ソース)のカーブを表示し、タイトルにはそのソース名が表示されます(例: Velocity Curve や Pressure Curve)。ENV と LFO にはカーブはありません。
カーブはエンベロープや LFO のノブにも適用されます。それらのいずれか(ATTACK や RATE など)を選択すると、カーブパネルにはそのノブに対してクリックしたソースのカーブが表示されます。これにより、ベロシティ、プレッシャー、スライドがエンベロープの時間や LFO 設定にどう影響するかを微調整できます。
カーブの編集
グラフには、左下(ソースが 0)から右上(ソースが最大)へ向かうカーブが描かれます。
- ポイントをドラッグ してカーブを再形成します。
- 何もない場所をダブルクリック すると、ポイントを追加できます(そのままドラッグを続けられます)。
- ポイントをダブルクリック すると削除できます。
- 最初のポイントは左端に、最後のポイントは右端にとどまります。
- カーブのポイント数は 2 個から 16 個です。
プリセットカーブ
グラフの下にある 3 つのボタンで、プリセットの形状を読み込めます。
| ボタン | カーブの形状 |
|---|---|
| Lin | リニア: まっすぐな対角線(再形成なし) |
| Exp | エクスポネンシャル: 低い値では緩やか、高い値では急峻 |
| Log | ロガリズミック: 低い値では急峻、高い値では緩やか |
極性トグル
プリセットボタンの隣にあるスイッチで、ソースの極性を設定します。ラベルには現在の設定が表示されます。
- UNIDIR(ユニポーラ): ソースはゼロから一方向にモジュレートします。ベロシティ、プレッシャー、スライドに適しています。
- BIDIR(バイポーラ): ソースは中央を挟んで両方向に振れます。ピッチに適しています。
PITCH はデフォルトでバイポーラです。その他のソースはすべてユニポーラから始まります。
カーブのリンクグループ(A/B/C/D)
エンベロープや LFO と同様に、カーブもパネル下部のリンクセレクターを使って、リンクグループ A、B、C、D で共有できます。複数のパラメーターが同じソースについてカーブグループを共有している場合、1 つのカーブを編集するとそれらすべてが更新されます。
- A、B、C、D をクリックすると、カーブをそのグループに割り当てます。
- X をクリックすると、パラメーターに再び専用のカーブを与えます。カーブはデフォルトで専用です。
コピーとペースト
Copy と Paste ボタンを使ってカーブの形状を転送できます。カーブをコピーし、別のパラメーターまたはソースを選択して、ペーストします。
クロスモジュレーション
クロスモジュレーションでは、あるモジュレーションソースが別のソースのデプスを制御できます。これにより、演奏に反応して変化していく、レイヤー化されたモジュレーションが生まれます。
クロスモジュレーションとは?
通常、各ソースは固定のデプスを持っています。クロスモジュレーションは、そのデプスを別のソースの出力に応じてリアルタイムで変化させます。
例:
- ベロシティによってモジュレートされるエンベロープデプス。 強く弾くほどエンベロープの効果が大きくなります。
- プレッシャーによってモジュレートされる LFO デプス。 サーフェスを強く押し込むほどビブラートが深くなります。
- Erae フェーダーで設定するエンベロープまたは LFO デプス。 アクティブな Erae Layout のフェーダー、またはキーボードのエクスプレッションソース(
KB1 Xなど)を使って、エンベロープまたは LFO がサウンドをどれだけ形作るかを制御します。
クロスモジュレーション接続は常に、パラメーターの ENV または LFO デプスをターゲットとします。ドラッグ先にできるのはこの 2 つのセルだけです。ソースは任意のセル(VEL、PRES、ENV や LFO 自身、Erae フェーダー)にできますが、1 つのルールがあります。LFO は ENV デプスを駆動できません。
クロスモジュレーション接続の作成
- ノブを選択し、モジュレーションディスプレイでそのソースを表示します。
- あるセルの接続ポイントから別のセルへドラッグします。 例えば、VEL から ENV へドラッグします。
- 2 つのセルの間に曲線の矢印が表示され、ターゲットのセルにその接続用の細い クロスモジュレーションフェーダー が現れます。
- クロスモジュレーションフェーダーを上下にドラッグ して、接続のデプスを
-100%から+100%の範囲で設定します。新しい接続は0%から始まり、フェーダーを動かすまでは音に変化はありません。
仕組み
クロスモジュレーション接続があると、ターゲットのデプスがリアルタイムで調整されます。
effective depth = base depth + (cross-mod source output x cross-mod depth)
例えば、ENV デプスが +50% で、ベロシティが ENV を +30% でクロスモジュレートする場合は次のようになります。
- ベロシティ 0 のとき: 実効 ENV デプスは
+50% - 最大ベロシティのとき: 実効 ENV デプスは
+80%
レシピ集
これら 5 つのパッチは、最もシンプルなモジュレーションからレイヤー化されたチェーンへと段階的に発展します。各パッチは前のパッチにひとつのアイデアを加えていきます。
1. フィルターエンベロープ、シングルモジュレーション。 1 つのソースが 1 つのパラメーターを形作り、クロスモジュレーションはありません。すべてのノートにプラックのようなフィルタースイープがかかります。
- フィルターの FREQ ノブを選択します。
- Envelope パネルで ATTACK を約
5 ms、DECAY を約300 ms、SUSTAIN を約10%、RELEASE を約200 msに設定します。 - ENV デプスフェーダーを正の値(例えば
+60%)まで上方向にドラッグします。
これでノートを弾くたびに、プラックのような輪郭でフィルターが開閉します。
2. ベロシティでフィルターを開く、これもシングルモジュレーション。 強く弾くほど明るく聞こえるよう、演奏ソースを直接追加します。
- フィルターの FREQ ノブを選択したままにします。
- VEL デプスフェーダーを正の値まで上方向にドラッグします。
ここではベロシティがカットオフに直接加算されます。これはまさに狙いどおりの動作です。(ソースを直接追加することが誤りになるケースはレシピ 3 で示します。)
3. ベロシティでスケールするピッチエンベロープでキックにパンチを(最初のクロスモジュレーション)。 今度はソースがパラメーター自体ではなく、別のモジュレーションのデプスを制御します。
- オシレーターの COARSE ノブを選択します。
- Envelope パネルのリンクセレクターで X をクリックしてこのエンベロープを共有しないようにしてから、ATTACK を約
2 ms、DECAY を約80 ms、SUSTAIN を0%に設定します。常に演奏したノートに戻る、素早いピッチの下降です。 - ENV デプスフェーダーに小さなベース値を与えます(または
0%のままにします)。 - VEL の接続ポイントから ENV セルへドラッグし、新しいクロスモジュレーションフェーダーを約
+60%まで上方向にドラッグします。
強く弾くほどピッチの下降が深くなり、弱く弾くと演奏したピッチ付近にとどまります。ベロシティがピッチそのものではなくエンベロープのデプスを駆動するため、静止時のピッチがずれることはありません。
ヒント: COARSE の VEL デプスを直接上げると、ノート全体がずれてしまいます。ベロシティで値をシフトするのではなく動きをスケールしたいときは、ベロシティを ENV(または LFO)セルにルーティングしましょう。
4. プレッシャーで深まるビブラート、LFO へのクロスモジュレーション。 同じアイデアを、今度は LFO デプスをターゲットに適用します。
- オシレーターの COARSE ノブを選択します。
- LFO パネルで Free モードを選び、RATE を約
5 Hz、WAVE を Sine に設定し、小さな LFO ベースデプス(約3%)を設定します。 - PRES の接続ポイントから LFO セルへドラッグし、新しいクロスモジュレーションフェーダーを約
+40%まで上方向にドラッグします。
軽いタッチでは穏やかなビブラートがかかり、強く押し込むほど幅が広がります。
5. 花開くフィルター、モジュレーションのモジュレーション(チェーン状のクロスモジュレーション)。 2 つの接続を積み重ね、1 つのモジュレーターが別のモジュレーターを形作り、演奏ソースがジェスチャー全体を形作るようにします。
- フィルターの FREQ ノブを選択します。
- LFO パネルでゆっくりとした揺れを設定します: RATE を約
2 Hz、WAVE を Sine、小さな LFO ベースデプス(約5%)。 - Envelope パネルでゆっくりとしたうねりを設定します: ATTACK を約
400 ms、DECAY を約600 ms、SUSTAIN を約40%。 - 接続 1、エンベロープが LFO を形作る: ENV の接続ポイントから LFO セルへドラッグし、新しいクロスモジュレーションフェーダーを約
+50%に設定します。エンベロープが立ち上がるにつれて、フィルターの揺れがフェードインするようになります。 - 接続 2、ベロシティがエンベロープを形作る: VEL の接続ポイントから ENV セルへドラッグし、そのクロスモジュレーションフェーダーを約
+60%に設定します。強く弾くほど、ジェスチャー全体がより大きく展開するようになります。
ノートが花開くように響きます。強く弾くほど、より深く成長していくフィルターの動きが生まれます。これは 2 段階のチェーン(ベロシティがエンベロープに、エンベロープが LFO に作用)で、上限の 64 まで接続を重ねていくことができます。
制限と安全性
- パッチ全体で 最大 64 接続 まで。
- ループ防止: ソース A がソース B のデプスをモジュレートし、同時に B が A のデプスをモジュレートするような連鎖は作成できません。
- 各接続は独自のデプスを持ち、個別に削除できます。
接続の管理
- デプスの調整: ターゲットのセルにある接続のクロスモジュレーションフェーダーをドラッグします。
- 削除: クロスモジュレーションフェーダーをダブルクリックするか、モジュレーション概要 で接続を削除します。
モジュレーション概要
モジュレーション概要 は、パッチ内のすべてのパラメーターにわたるアクティブなモジュレーションをすべて一覧表示するオーバーレイです。ルーティング全体を俯瞰できます。
概要を開く
ヘッダーの Vol ラベルの左にあるモジュレーション概要ボタンをクリックします。概要は、メインインターフェースの上にスクロール可能なリストとして開きます。
表示される内容
各行は 1 つのアクティブなモジュレーションを表します。
- パラメーター名: どのノブがモジュレートされているか
- ソース名: どのソースがモジュレーションを提供しているか(ENV、LFO、VEL、PRES、Erae ソース、またはクロスモジュレーション接続)
- デプススライダー: 現在のデプス。編集できます
- 削除ボタン(×): このモジュレーションを削除します
概要からの編集
リスト内で任意のデプススライダーを直接調整したり、不要になったモジュレーションを削除したりできます。変更は即座に反映されます。デプススライダーを右クリックすると、ホストオートメーションスロットに割り当てられます(DAW ホストオートメーション を参照)。
Reset All Modulation ボタンは、パッチ内のすべてのモジュレーションデプスをデフォルトに戻し、すべてのクロスモジュレーション接続をワンクリックで削除します。確認は求められません。
使うべきタイミング
- パッチを点検し、すべてのアクティブなモジュレーションを一目で確認したいとき。
- 使っていないモジュレーションを素早く整理したいとき。
- 複雑なプリセットを読み込んだ後にその仕組みを把握したいとき。
Escape を押すか、閉じるボタン(×)をクリックすると、通常の編集に戻ります。
複数の Erae デバイス
複数の Erae が接続されている場合は、Erae Lab でアクティブなデバイスを選択します。Erae Sound は、Layout ソースについて Erae Lab のアクティブなデバイスに従います。
DAW ホストオートメーション
Erae Sound はパラメーターを DAW に公開するため、Ableton Live、Logic Pro、Cubase、あるいはプラグインのオートメーションに対応する任意のホストで、オートメーションを録音および再生できます。
2 つのレイヤーがあります。
- ベースパラメーター は直接公開されます。すべてのジェネレーターのノブとスイッチ、すべてのエフェクトスロットのパラメーター、それらの各ノブの ENV と LFO のデプス、エンベロープと LFO のリンクグループ A から D の設定です(合計で約 595 個のパラメーター)。これらは DAW のリストに技術的な名前(例:
genA_analog_filter1_freqやmain_fx_0_wet_a)で表示されます。 - その他のモジュレーションデプス(VEL、PRES、SLIDE、PITCH、RELVEL、Erae ソースなど)は、64 個のホストオートメーションスロット を通じて扱われます。スロットはオプトイン方式です。デプスをスロットに割り当てると、そのスロットが DAW の書き込み先となるオートメーションレーンになります。
この分割によって、DAW のリストを管理しやすく保ちつつ、必要な任意のモジュレーションデプスをオートメーションできます。
モジュレーションデプスをホストスロットに割り当てる
- モジュレーションディスプレイで、DAW に制御させたいデプスを持つソースを見つけます。
- そのデプスフェーダーを右クリック します。
- 何を割り当てるのかを示す見出し(Host Automation: に続いてソースとパラメーター)が付いたメニューが開きます。
- 次のいずれかを選択します。
- Auto-assign to next free slot: Erae Sound が空いている最も小さい番号のスロットを選びます。
- Choose specific slot...: 64 個すべてのスロットを一覧するサブメニューが開き、1 つを選べます(スロット番号をそろえたい場合や、既存の割り当てを移動したい場合に便利です)。
割り当てると、スロットのパラメーター(Appendix A を参照)はデプスを双方向にミラーします。デプスフェーダーを動かすと DAW のレーンが動き、DAW のオートメーションがデプスフェーダーを動かします。
割り当ての置き換えまたは削除
同じデプスフェーダーをもう一度右クリックすると、次のことができます。
- Unassign: スロットを解放します。DAW のレーンはそのまま存在しますが、どのデプスも駆動しなくなります。
- Choose specific slot...: 別のスロットを選ぶと割り当てが移動し、以前のスロットは解放されます。
ホストスロットタブ
モジュレーション概要の Host Slots ボタンを押すと、リストが 64 個のスロットの表示に切り替わり、各スロットの割り当て、ライブの値、割り当てを解除する X ボタンが表示されます。見出しには割り当て済みのスロット数が表示され、Clear All ですべてのスロットを一度に解放できます。モジュレーションのリストに戻るには Modulations をクリックします。
DAW でのスロット名
DAW 上のスロット名は、セッションを開いている間は更新されません。スロットの現在の割り当ては、Host Slots タブで常に確認できます。DAW がプラグインを再スキャンするかプロジェクトを再読み込みすると、パラメーター名を読み込むホストでは、各スロットが Slot 1 (unassigned)、または Slot 1: に続けて割り当て内容という形で表示されます。
割り当てとプリセット
ホストスロットの割り当ては、プリセットではなく DAW プロジェクト(プラグインの状態)とともに保存されます。プリセットを読み込んでも現在のスロットの割り当ては保持されるため、試聴するプリセットが変わっても、スロットは同じ種類のデプスを駆動し続けます。
ヒント: ほとんどのデプスには Auto-assign を使いましょう。特定のスロット番号は、どのプロジェクトでも同じオートメーションレーンに置きたい少数のコントロールのために確保しておきます。
テンポシンク早見表
LFO が Sync モードのとき、RATE は次の音楽的な分割から選択します。T のサフィックスは三連符の分割を示します。
| 分割 | ラベル |
|---|---|
| 1/64 音符 | 1/64 |
| 1/32 音符 三連符 | 1/32T |
| 1/32 音符 | 1/32 |
| 1/16 音符 三連符 | 1/16T |
| 1/16 音符 | 1/16 |
| 1/8 音符 三連符 | 1/8T |
| 1/8 音符 | 1/8 |
| 1/4 音符 三連符 | 1/4T |
| 1/4 音符 | 1/4 |
| 1/2 音符 三連符 | 1/2T |
| 1/2 音符 | 1/2 |
| 1 小節 | 1 bar |
| 2 小節 | 2 bars |
| 4 小節 | 4 bars |
LFO は選択された分割の長さで 1 サイクルを完了します。1/4 かつ 120 BPM では、LFO は 4 分音符ごとに 1 サイクルを完了します(2 Hz)。
ヒント: 8 分音符に同期したトレモロを得るには、LFO を Sync モードに設定して
1/8を選び、ジェネレーターの VOL ノブに LFO デプスを与え、WAVE を Sine または Triangle に設定します。
まとめ
| 機能 | 何をするか |
|---|---|
| パラメーターごとのモジュレーション | すべてのノブが独自の完全なモジュレーションエンジンを所有する |
| モジュレーションディスプレイ | 選択されたパラメーターのすべてのソースについて、リアルタイムのトレースとデプスフェーダーを表示する |
| エンベロープ(ADSR) | Attack、Decay、Sustain、Release でモジュレーションを形作ります。リニアまたはエクスポネンシャル |
| LFO | モーフ可能な波形による Free、Sync、Audio レートのモジュレーション |
| MIDI ソース | ピッチ、ベロシティ、プレッシャー、スライド、リリースベロシティ |
| リンクグループ(A/B/C/D) | エンベロープ、LFO、カーブの設定を複数のパラメーター間で共有する |
| モジュレーションカーブ | プリセットと極性コントロールによるカスタムなレスポンス形成 |
| クロスモジュレーション | ソースが他のソースのデプスをモジュレートし、レイヤー化されたダイナミクスを生む |
| モジュレーション概要 | パッチ全体のアクティブなモジュレーションの一覧 |
| DAW ホストオートメーション | ベースパラメーターの直接オートメーションに加え、その他のデプス用の 64 個のオプトインスロット |
モジュレーションがお使いの Erae とどう連携するかについては、Erae 連携 を参照してください。エフェクトパラメーターのモジュレーションについては、エフェクト を参照してください。
エフェクト
Erae Sound の FX タブには、内蔵のエフェクトラックが備わっています。各ジェネレーターは Direct Out パネルを通じて直接出力に届くほか、最大 4 つのエフェクトスロットに送ることもでき、繊細なアンビエンスからドラマチックな音響変化まで作り出せます。

FX チェーンの概要
エフェクトラックは、左側の Direct Out パネルと、その右に並ぶ 4 つのエフェクトスロット で構成されます。
- Direct Out は、Generator A と Generator B をエフェクトを通さずにどれだけ直接出力へ送るかを設定します。2 つのノブ GEN A と GEN B は、デフォルトで
100%です。 - 各 エフェクトスロット は、それぞれの GEN A と GEN B のセンドノブを通じて Generator A と Generator B を受け取ります。OUTPUT ノブはエフェクトがどれだけ出力に届くかを設定し、SEND ノブはエフェクトを次のアクティブなスロットへ送ります。
スロットは左から右へ、Slot 1、Slot 2、Slot 3、Slot 4 の順に働きます。SEND が 0%(デフォルト)の場合、各スロットはジェネレーターに対する独立したパラレルエフェクトとして働きます。SEND を上げると、スロットを次のスロットへチェーンできます。
各スロットには一度に 1 種類のエフェクトを入れるか、None にして空のままにできます。エフェクトはどの組み合わせでも、どの順序でも配置できます。たとえば、Slot 1 に Distortion、Slot 2 に Chorus、Slot 4 に Reverb といった具合です。
ヒント: SEND でスロットをチェーンする場合は順序が重要です。リバーブをディストーションに送った場合と、ディストーションをリバーブに送った場合では、まったく異なるサウンドになります。
利用可能なエフェクトの種類
各スロット上部のドロップダウンを使ってエフェクトを選択します。
| 種類 | 説明 |
|---|---|
None | 空のスロット。処理は行いません |
Distortion | 低域と高域のトーンシェイピングを備えたマルチアルゴリズムのオーバードライブおよびファズ |
Chorus | ポジションとステレオのコントロールを備えた BBD(bucket-brigade)コーラス |
Flanger | フィードバックとマニュアルのスイープポジションを備えたフランジャー |
Phaser | マニュアルのノッチポジションとステレオオフセットを備えた 4 ステージのフェイザー |
Delay | キャラクターのモーフィングとテンポシンクを備えたアナログスタイルのディレイ |
Reverb | モジュレーションを備えたプレートリバーブ |
Shimmer | アンビエントなテクスチャー向けのピッチシフトリバーブ |
Compressor | スレッショルド、レシオ、タイミング、メイクアップゲインを備えたダイナミクス制御 |
Param EQ | 2 バンドのパラメトリックイコライザー |
共通コントロール
すべてのアクティブなスロットには、どのエフェクトが入っていても同じルーティングコントロールがあります。

オン/オフスイッチ
各スロットのヘッダー右側にあるスイッチで、エフェクトのオンとオフを切り替えます。オフ(バイパス)にするとスロットは無音になり、ジェネレーターの信号を受け取らず、出力にも次のスロットにも何も送りません。エフェクトを取り外さずに素早く比較するのに便利です。
GEN A と GEN B
各スロットには 2 つのセンドノブがあります。
- GEN A: このエフェクトに Generator A をどれだけ送るか。
- GEN B: このエフェクトに Generator B をどれだけ送るか。
0% では、そのジェネレーターはエフェクトに届きません。デフォルトではどちらも 50%(約 -12 dB)です。ダイレクトなドライサウンドは、Direct Out パネルで別途設定します。
センドが分かれているため、ジェネレーターごとに異なる量のエフェクトをかけられます。たとえば、Generator A をリバーブにたっぷり浸しつつ、Generator B はほぼドライのままにできます。
Output
OUTPUT ノブは、最終ミックスにおけるこのエフェクトの音量を設定します。デフォルトは 70%(約 -7 dB)です。
Send
SEND ノブは、このスロットのエフェクト出力を、次のアクティブなスロットへ送ります。次のスロット自身の GEN A と GEN B の入力に加算されます。デフォルトは 0% です。
スロットメニュー
スロットの空いている部分を右クリックすると、メニューが開きます。
- Copy と Paste: 1 つのスロット(エフェクトの種類、設定、モジュレーション)をコピーし、別のスロットに貼り付けます。
- Copy Rack と Paste Rack: 4 つのスロットすべてを一度にコピーして貼り付けます。
- Clear Slot と Clear Rack: 1 つのスロット、またはラック全体を空にします。
ヒント: これらのルーティングコントロールを含むすべてのエフェクトパラメーターは、ジェネレーターと同じモジュレーションシステムでモジュレートできます。モジュレーション を参照してください。
Distortion
クラシックなドライブ回路と、低域と高域のトーンシェイピングを備えたマルチアルゴリズムのディストーションです。

パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| DRIVE | ディストーションステージに入るゲインの量。値を大きくするほど、サチュレーションと倍音が増えます。 | 30% |
| TYPE | ディストーションアルゴリズムを選択します(後述)。連続的なコントロールで、隣り合うアルゴリズム間をなめらかにモーフィングします。 | 0% |
| LOW | ドライブステージの前に適用されるローシェルフ(約 200 Hz)。-24 dB から +24 dB。中央でフラットです。 | 50% |
| HIGH | ドライブステージの前に適用されるハイシェルフ(約 600 Hz)。-24 dB から +24 dB。中央でフラットです。 | 50% |
ディストーションアルゴリズム
TYPE ノブは、6 つのディストーションアルゴリズムをスイープします。回していくと、サウンドが隣り合うモデル間をなめらかにモーフィングします。
左から右に向かって次のとおりです。
- Clean Boost: 緩やかなサチュレーションを伴う、透明感のあるゲインステージ。
- Tape: ソフトなコンプレッションを伴う、なめらかなテープサチュレーション。
- Tube Screamer: クラシックなペダルにインスパイアされた、温かみのあるミッドフォーカスのオーバードライブ。
- RAT: よりハードなエッジを持つ、アグレッシブなクリッピングディストーション。
- Big Muff: ミッドレンジをえぐった、厚みがありサステインの長いファズ。
- Fuzz Face: ザラついたゲート感のあるキャラクターを持つ、ビンテージファズ。
ヒント: TYPE は連続的にモーフィングするため、クラシックなアルゴリズムの中間にあるトーンを見つけることができます。Tube Screamer と RAT のちょうど中間に設定して、温かみとバイトを兼ね備えたサウンドを試してみてください。
LOW と HIGH はディストーションに入る前の信号を形作るため、トーンだけでなくドライブの反応も変わります。LOW をブーストすると厚く重いディストーションに、カットすると低域を引き締まったままにできます。
Chorus
アナログのキャラクターを得るために、bucket-brigade device(BBD)ディレイラインのエミュレーションで構築されたコーラスです。内部 LFO はありません。ディレイのポジションは POS で設定するため、定番のスイープするコーラスの動きを得るには POS に LFO を割り当ててください。

パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| POS | コーラスのディレイタイム。約 1 ms から 12 ms。 | 50% |
| STEREO | 右チャンネルのディレイを左チャンネルからずらし、ステレオイメージを広げます。 | 100% |
ポジションとステレオ
POS はディレイの位置を設定します。動きを出すには LFO(ゆっくりした Sine や Triangle がよく合います)でモジュレートし、LFO デプスでスイープの幅を設定します。STEREO が 0% では両チャンネルは同一です。上げていくと右チャンネルが左チャンネルより大きく遅れ、より広いサウンドになります。
ヒント: 豊かなコーラスを得るには、POS にゆっくりした LFO(約
0.5 Hz)を中程度のデプスで与え、STEREO を高く保ちます。
Flanger
フィードバック付きの短いディレイラインで構築されたフランジャーです。繊細な動きから金属的なレゾナンスまで、スイープするジェット機のようなトーンを生み出します。コーラスと同様に内部 LFO はないため、スイープさせるには POS をモジュレートしてください。

パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| POS | ディレイのポジション。約 0.5 ms から 10 ms。動かすとフランジングのコムがスイープします。 | 50% |
| FDBK | 出力を入力に戻すフィードバック量。60% から 95%。値を大きくするほど、よりレゾナントで金属的なトーンになります。 | 30% |
| STEREO | 右チャンネルのポジションを左チャンネルからずらします。0% では両チャンネルが一致します。 | 25% |
ヒント: クラシックなジェット機のようなサウンドを得るには、FDBK を高く設定し、LFO で POS をゆっくりスイープします。より繊細な効果には FDBK を下げてください。
Phaser
スペクトルに一連のノッチを配置する 4 ステージのフェイザーです。POS をモジュレートしてノッチをスイープすると、穏やかなうねりから深くレゾナントなスウーシュまで得られます。

パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| POS | ノッチのポジション。 | 50% |
| FDBK | 出力を入力に戻すフィードバック(最大 95%)。ノッチを鋭くし、よりレゾナントな効果にします。 | 0% |
| STEREO | 左右のノッチのポジションを離し、より広いステレオイメージにします。 | 25% |
ヒント: フィードバックなしのフェイザーはなめらかで穏やかです。フィードバックを加えるとよりドラマチックになり、リードやパッドに最適です。
Delay
クリーンなリピートから劣化したローファイなエコーまでモーフィングするキャラクターコントロールと、オプションのテンポシンクを備えたアナログスタイルのディレイです。

パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| Sync | スイッチ。オフ: TIME をミリ秒で設定します。オン: TIME はテンポにロックされた音符の分割を 1/64 から 4 bars の範囲で選択します(最大 2 秒)。 | Off |
| TIME | ディレイタイム。Sync がオフのとき 10 ms から 2000 ms。 | 25%(約 500 ms) |
| FDBK | ディレイ信号をフィードバックする量。値を大きくするほどリピートが増えます。 | 40% |
| CHAR | リピートのキャラクター(後述)。 | 30% |
| STEREO | ステレオの広がり。0% では両チャンネルが一緒にリピートします。値を大きくすると右チャンネルがずれ、さらにチャンネル間のピンポンが加わります。 | 0% |
| TONE | リピートにかかるチルト EQ。値を小さくするとリピートが暗く、大きくすると明るくなります。 | 50% |
ディレイのキャラクター
CHAR ノブは、3 つの個性の間をモーフィングします。
0%では Clean: 劣化のないクリアなリピート。50%付近では Tape: サチュレーション、ワウとフラッター、柔らかい高域を伴う温かみのあるエコー。100%では Lo-Fi: 強いフィルタリング、ディフュージョン、ザラつきを伴う、大きく劣化したリピート。
CHAR を上げると最大フィードバックも制限されるため、リピートが暴走することはありません。
ヒント: わずかな CHAR(
20%から40%程度)は、あからさまにローファイにすることなく、リピートに温かみと生命感を加えます。特にパッドによく合います。
Reverb
Dattorro アルゴリズムをベースにしたプレートリバーブです。タイトな空間から長く広がる残響まで、なめらかで豊かなテイルを生み出します。

パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| DECAY | テイルの長さ。値が小さいと短い反響、大きいと長く持続するテイルになります。 | 50% |
| PRE-DLY | ドライサウンドとリバーブの立ち上がりの間の時間。0 から 200 ms。 | 0% |
| DAMP | テイルの高域ダンピング。値を大きくすると、より温かく暗いリバーブになります。 | 50% |
| WIDTH | リバーブのステレオ幅。0% ではモノラル、100% ではステレオフィールド全体を満たします。 | 100% |
| MOD | リバーブタンクの内部モジュレーション。テイルをなめらかにし、金属的なリンギングを減らす、繊細な動きを加えます。 | 30% |
ヒント: わずかな PRE-DLY(
10%から20%程度、つまり 20 から 40 ms)を加えると、長いテイルでもドライサウンドがクリアで前に出たままになり、リードに便利です。
Shimmer
幻想的でアンビエントなテクスチャーのためのピッチシフトリバーブです。リバーブがピッチシフターに送られ、その出力がリバーブに戻されることで、きらめく倍音のレイヤーが積み重なります。

パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| SIZE | リバーブ空間のサイズ。値を大きくすると、より長く拡散したテイルになります。 | 50% |
| FDBK | ピッチシフトされた信号をリバーブに戻す量。値を大きくすると、時間とともにより密な倍音レイヤーが積み重なります。 | 50% |
| PITCH | フィードバックパス内のピッチシフト。12 半音下(0%)から 12 半音上(100%)まで。中央(50%)ではシフトしません。 | 50% |
| WARP | フィードバックパスにサチュレーションと暗さを加え、より荒く変化していくテイルにします。 | 0% |
ヒント: クラシックなシマーサウンドを得るには、PITCH を右いっぱい(1 オクターブ上)に回し、FDBK を
50%から70%程度に設定します。実験的なテクスチャーには、WARP を上げ、FDBK をさらに高くしてください。
Compressor
ピークを制御したり、サステインを加えたり、サウンドを引き締めたりするためのダイナミクスプロセッサーです。
パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| THRESH | コンプレッションが始まるレベル。-30 dB(0%)から 0 dB(100%)。設定を低くするほど強く圧縮されます。 | 50% |
| RATIO | スレッショルドを超えた部分のコンプレッションの強さ。1:1 から約 50:1。 | 30% |
| ATK | コンプレッションが反応する速さ。約 0.1 ms から 300 ms。 | 20% |
| REL | ゲインが回復する速さ。約 50 ms から 3 s。 | 30% |
| MAKEUP | コンプレッション後の出力ゲイン。0 dB から +20 dB。 | 0% |
Param EQ
補正用または創造的なトーンシェイピング用の、2 バンドのパラメトリックイコライザーです。
パラメーター
| ラベル | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| FREQ 1 | バンド 1 の中心周波数。20 Hz から 2 kHz。 | 30% |
| GAIN 1 | バンド 1 のゲイン。-24 dB から +24 dB。中央でフラットです。 | 50% |
| Q 1 | バンド 1 の幅。約 0.3(広い)から 8(狭い)。 | 30% |
| FREQ 2 | バンド 2 の中心周波数。500 Hz から 20 kHz。 | 70% |
| GAIN 2 | バンド 2 のゲイン。-24 dB から +24 dB。中央でフラットです。 | 50% |
| Q 2 | バンド 2 の幅。約 0.3(広い)から 8(狭い)。 | 30% |
FX パラメーターのモジュレーション
すべてのエフェクトパラメーターは、ジェネレーターと同じシステムでモジュレートできます。エンベロープ、LFO、プレッシャーやスライドなどの演奏ソースが使えます。エフェクトはすべてのボイスで共有されているため、ボイスごとのソースはノートごとではなく全体として作用します。
クロスモジュレーション
クロスモジュレーション接続も、ジェネレーターのパラメーターと同様にエフェクトパラメーターで機能します。詳しくは モジュレーション を参照してください。
たとえば、次のようなことが可能です。
- リバーブの DECAY をプレッシャーでモジュレートし、強く押すほど長いテイルにします。
- LFO でディレイの CHAR をスイープし、変化していくエコーを作ります。
- ベロシティをディストーションの DRIVE にマッピングして、タッチに反応するオーバードライブにします。
- LFO でコーラス、フランジャー、フェイザーの POS をスイープし、定番のモジュレーション効果を得ます。
エフェクトパラメーターをモジュレートするには、そのノブをクリックし、モジュレーションディスプレイでソースのデプスを設定します。モジュレーション を参照してください。
シグナルフローの概要
Generator A ──┬──────────────── Direct Out GEN A ──────────────┐
Generator B ──┼──────────────── Direct Out GEN B ──────────────┤
│ ├──► Output
├── GEN A / GEN B ──► Slot 1 ── OUTPUT ───────────┤
│ └── SEND ──┐ │
├── GEN A / GEN B ──► Slot 2 ◄─────┘ ── OUTPUT ───┤
│ └── SEND ──► (next slot) │
└── ... │
各スロットでは、GEN A と GEN B が各ジェネレーターの信号をどれだけエフェクトに入力するかを設定し、前のアクティブなスロットからの SEND がその入力に加算されます。OUTPUT は最終ミックスにおけるスロットのレベルを設定します。Direct Out のノブは各ジェネレーターのドライレベルを設定します。
空のスロット(None)はスキップされるため、ラックを使うために 4 つすべてのスロットを埋める必要はありません。
Erae 連携
Erae Sound は Erae Lab を通じてお使いの Erae と連携します。Erae はスロットに Layout を保存し、Erae Sound の各プリセットは Erae Layout を持つことができます。プリセットとスロットは、同じ Layout を保持しているときに対応関係になります。
ヒント: Erae Sound を使うために Erae は必要ありません。シンセは Erae Lab 内、または DAW プラグインとして動作します。Layout がアクティブなときに、Erae 固有のモジュレーションソースが現れます。
接続モデル
Erae Lab 内では、Erae Sound は Erae Lab のアクティブなデバイスに従い、その接続を共有します。DAW でも、Erae Sound は Erae Lab を通じてお使いの Erae に接続します。
複数の Erae が接続されている場合は、Erae Lab でアクティブなデバイスを選択してください。
ウィンドウ右下の Erae Layout のサムネイルには、現在の Layout が表示されます。その下のスロットバーには、Preset ボタン、スロットボタン 1 から 8、Sync スイッチがあります。
Layout スロットとプリセット
プリセットとデバイスのスロットは、同じ Layout を含んでいるときに対応関係になります。
Sync がオン(デフォルト)の場合:
- Erae 上、または Erae Sound のスロットボタンでアクティブなスロットを変更すると、そのスロットの Layout がチェックされます。
- Erae Sound は、同じ Layout を保持するプリセットをプリセットライブラリ内から検索します。
- 見つかった場合、そのプリセットが自動的に読み込まれます。
- 見つからなかった場合、Erae Sound はスロットの Layout を使用します。現在のプリセットは変更済みになりません。
Sync がオフの場合、スロットを切り替えると、現在のサウンドを変えずに Layout が切り替わります。スロットの変更でインスタンスのサウンドが置き換わってほしくない DAW セッションや、複数のプラグインインスタンスを使う場合に便利です。
注意: Erae 上または Erae Lab で Layout を編集すると、その Layout とプリセットの結び付きは意図的に解除されます。Layout が変更されると、そのスロットに切り替えてもプリセットは自動的に読み込まれなくなります。自動呼び出しを元に戻すには、編集後の Layout でプリセットをもう一度保存してください。
Layout 付きプリセットの読み込み
プリセットに Erae Layout が含まれていて、デバイスが接続されている場合:
- Erae Sound はプリセットを適用します。
- Erae Sound は、プリセットの Layout を一時的なプレビューとして Erae に送信します。Erae のいずれかのスロットが同じ Layout を保持していても、Erae のスロットは切り替わりません。
- Layout を Erae に残すには、スロットに保存します(Layout をスロットに割り当てる を参照)。
スロットバーの Preset ボタンをクリックすると、いつでも現在のプリセットの Layout を Erae に再表示できます(たとえばスロットを切り替えた後など)。別の Erae Sound インスタンスが Erae を操作しているときは Preset ボタンが暗く表示されますが、機能はそのまま使え、クリックするとあなたの Layout が戻ります。
デバイスが接続されていない場合でも、プリセットは通常どおり読み込まれます。その Layout は Erae Sound 内でアクティブになり、その Layout を持つ Erae を接続すると Erae ソースがすぐに使えます。
Layout をスロットに割り当てる
通常の使用は自動ですが、現在の Erae Sound の Layout をお使いの Erae のスロットに保存することもできます。スロットボタン(1 から 8)を、リングが満たされるまで約 1.5s 押し続けてください。現在の Layout が Erae のそのスロットに保存され、スロットボタンに結果が一瞬表示されます。Sync がオンの場合、以後 Erae でそのスロットを選ぶと、Erae Sound にこのプリセットが呼び出されます。
割り当ては Erae Sound からのみ行えます。Erae 本体のスロットボタンでは Layout は割り当てられません。スロットボタンを短くクリックすると、そのスロットに切り替わります。
Erae Lab でプリセットの Layout を編集する
Erae Sound が Erae Lab 内で動作し、Erae が接続されているとき、現在のプリセットの Layout を Lab のキャンバスで編集できます。
Layout のサムネイルにポインタを重ねると、右上に Edit layout in Lab ボタンが表示されます。これをクリックすると、Erae にプリセットの Layout が表示され、Erae Lab が Lab ビューに切り替わり、その Layout を編集できる状態になります。サムネイルのそれ以外の部分でのゾーンのハイライトは、通常どおり機能します。
このボタンは、プリセットに Layout があり、Erae Sound がライセンス済みかデモモードの場合にのみ表示されます。DAW 内の Erae Sound には表示されません。
Lab で行った編集は Erae とサムネイルに反映され、プリセットが変更済みになります。編集の保存や破棄は、Lab のキャンバスの上にあるヘッダーから行います。詳しくは Erae Lab マニュアルの「プリセット」の章を参照してください。
DAW 内の Erae Sound と Erae Lab の同時使用
DAW 内の Erae Sound と Erae Lab は、どの順番で開いても同時に使えます。Lab で行った Layout の編集は DAW 内のすべての Erae Sound に届き、DAW から割り当てた Layout は Lab に表示されます。DAW が終了、クラッシュ、再起動したときや、Erae を抜いて差し直したときも、同期は保たれます。
モジュレーションソースとしての Erae
Layout がアクティブになると、Erae Sound はそのエレメントを読み取り、CC メッセージを送信するエレメントについてモジュレーションソースを作成します。これらはモジュレーションディスプレイ内で、内蔵ソースの隣に表示されます。
代表的なソースには次のものがあります。
- キーボードの X と Y の位置(絶対値と相対値)と指の移動速度
- フェーダーの位置、プレッシャー、移動速度
- XY パッド(2D フェーダー)の X、Y、プレッシャー、移動速度
- CC 出力を持つボタン
- 個々のキー: プレッシャー、位置、移動速度
キーボードのプレッシャーとスライドには、内蔵の PRES と SLIDE ソースが使われます。すべての Erae ソースは標準的な MIDI データとして伝わるため、DAW で録音および編集できます。全一覧については Appendix B を参照してください。
ソースのセルにマウスポインターを重ねると Layout のサムネイル上の対応するエレメントがハイライトされ、サムネイル上のエレメントに重ねるとそのソースがハイライトされます。
Erae なしで Erae Sound を使う
Erae Sound は、ハードウェアを接続しなくても完全に動作します。
- プリセットは引き続き読み込まれます。
- シンセエンジン、モジュレーション、エフェクトは引き続き動作します。
- Erae ソースは、一致する Layout がアクティブになるまで非アクティブのままです。
Erae モジュレーションの割り当てとともに保存されたプリセットを読み込むと、それらの割り当てはプリセット内に保持され、一致する Layout が利用可能になったときに再びアクティブになります。
次のステップ
プリセット
プリセットは、Erae Sound のサウンド全体を 1 つのファイルに保存します。プリセットを読み込むと、すべてのジェネレーター設定、エフェクトラック、ボイスとスプリットの設定、Erae Layout、すべてのモジュレーションが復元されます。

プリセットを閲覧する
ヘッダーナビゲーション
ヘッダーからは、ライブラリを開かずに素早くプリセットにアクセスできます。
- プリセット名: ヘッダーの中央には、読み込まれているプリセットの名前が表示されます。クリックすると、すべてのプリセットの一覧が開きます。
- 前へ / 次へ矢印: 名前の右にある矢印で、プリセットを 1 つずつ順に切り替えられます。プリセットを順番に試聴するのに便利です。矢印は最初と最後のプリセットで止まります。
一覧から、または矢印でプリセットを選ぶと、すぐに読み込まれます。現在のサウンドの未保存の変更は保持されないため、残したい場合は先に保存してください。
ライブラリブラウザー
より高度な閲覧を行うには、Library ボタン(プリセット名の左にあるフォルダーアイコン)をクリックします。ウィンドウ上部のジェネレーターまたはエフェクトの代わりにライブラリが表示され、検索バーとプリセットリストが現れます。元に戻るには、もう一度 Library ボタンをクリックするか、Synth または FX タブをクリックします。

検索バー
プリセットリストの上にある検索バーで、結果を絞り込めます。
- 検索フィールド: 入力すると、名前、種類、デザイナー、バンク、楽器でプリセットを絞り込めます。入力に合わせて結果が更新されます。
- Type ボタン: プリセットの種類(Bass、Lead、Pad、Keys、Pluck、Drums、Brass、Strings、Organ、Texture、FX、Sequence、Arpeggiator)の一覧が開きます。1 つ以上の種類にチェックを入れると、それらだけが表示されます。フィルターを解除するには Clear を選びます。
- Designers ドロップダウン: 1 人のデザイナーのプリセットのみを表示します。解除するには
All Designersを選びます。 - Banks ドロップダウン: 1 つのバンクのみを表示します。解除するには
All Banksを選びます。 - User トグル: 自分で作成またはインポートしたプリセットのみを表示し、ファクトリープリセットを非表示にします。
- カラードット: 1 つ以上の色をクリックすると、そのカラータグを持つプリセットのみが表示されます。
すべてのフィルターは組み合わせて使えます。たとえば、種類を Pad に設定し、User をオンにして「warm」で検索すると、名前に「warm」を含む自分のパッドだけを見つけられます。
プリセットリスト
メイン領域には、一致するプリセットがテーブルで表示されます。
| 列 | 説明 |
|---|---|
| NAME | プリセット名とカラータグのドット |
| TYPE | プリセットの種類 |
| DESIGNER | プリセットの作成者 |
| BANK | プリセットのバンク |
| 削除アイコン | ユーザープリセットを削除します(ファクトリープリセットには表示されません) |
列ヘッダーをクリックすると、その列で並べ替えられます。読み込まれているプリセットはハイライト表示されます。
プリセットをクリックすると読み込まれます。プリセット名にマウスポインターを重ねると 3 つのチップが表示され、プリセットの一部だけを読み込めます。
- Load A: そのプリセットから Generator A だけを読み込み、Generator B とエフェクトラックは変更しません。
- Load B: Generator B だけを読み込みます。
- Load FX: エフェクトラックだけを読み込み、両方のジェネレーターは変更しません。
プリセットを右クリックすると、Import Preset...、Open Presets Folder、Color Tag、ユーザープリセットの場合は Delete が表示されます。
Erae への Layout 再送信
すでに読み込まれているプリセットをクリックすると、サウンドを再読み込みせずに、その Layout を Erae へ再送信します。別の Erae Sound インスタンスが Erae を占有していて、このインスタンスで取り戻したい場合や、スロットを切り替えた後に期待どおりの Layout を復元したい場合に便利です。
別の Erae Sound インスタンスが Erae を操作しているときは、Layout のサムネイルの下にあるスロットバーの Preset ボタンが暗く表示されます。これはインジケーターにすぎず、ボタンはそのまま使えます。ボタンをクリックするか、リスト内の読み込み済みのプリセットをクリックすると、あなたの Layout が Erae に再送信され、ボタンの表示も元に戻ります。
ヒント: ファクトリープリセットは控えめな色で表示されるため、自分のプリセットと区別できます。
ファクトリープリセットとユーザープリセット
Erae Sound では、プリセットを 2 種類に分けています。
- ファクトリープリセット: Erae Sound とともにインストールされるサウンドです。読み取り専用で、アップデートによって更新されることがあります。
- ユーザープリセット: 自分で作成、インポート、または Save As... で保存したサウンドです。編集可能で、ユーザープリセットフォルダーに保存されます。
サウンドをデザインする間、ファクトリープリセットを自由に読み込んで演奏し、調整できますが、ファクトリープリセットのファイルは名前変更、削除、上書きができません。ライブラリではファクトリープリセットの名前、種類、デザイナー、バンクの編集や削除はできず、Save がファクトリープリセットを上書きすることもありません。
ファクトリープリセットから加えた変更を残すには、Save As... を使って新しい名前を付けます。Erae Sound はユーザープリセットを書き出し、ファクトリーの元のプリセットはそのまま残します。
ファクトリーのアップデートにより、ファクトリープリセットが追加または置き換えられることがあります。ユーザープリセット(Save As... で作成したコピーを含む)は保持されます。
プリセットを保存する
現在のサウンドを保存するには、次の手順を実行します。
- ヘッダーのプリセットの矢印の右にある Save ボタン(フロッピーディスクのアイコン)をクリックします。
- プリセット名が編集可能なフィールドになります。新しい名前を入力するか、既存の名前のままにします。
- Enter を押すか、チェックマーク をクリックして確定します。
ユーザープリセットの名前のままにするとそのプリセットが上書きされ、新しい名前にすると新しいユーザープリセットが作成されます。保存ボタンが一瞬点滅して確定を知らせます。
ヘッダーのプリセット名を右クリックして、プリセットメニューを開くこともできます。
- Import Preset...: 1 つ以上の
.espresetファイルをユーザープリセットにインポートします。 - Open Presets Folder: ファイルブラウザーでプリセットフォルダーを表示します。
- Save: 現在のユーザープリセットをただちに上書きします。
- Save As...: 名前フィールドを開き、新しいユーザープリセットを作成します。
ファクトリープリセットでは Save は使用できません。自分のバージョンをユーザープリセットとして保存するには Save As... を使ってください。
現在のプリセットに未保存の変更がある場合は、名前の後にアスタリスク(*)が表示されます。
プリセットを読み込んでもアスタリスクは付きません。Erae や Erae Sound でスロットを切り替えても付きません。プリセット自身の Layout を編集すると付きます。保存では、Erae が別のスロットを表示していても、常にプリセット自身の Layout が保存されます。
デモ中は、保存とインポートが無効になります。
保存をキャンセルする
- Escape を押すと、保存せずにキャンセルします。
- 名前フィールドの外側のどこかをクリックするとキャンセルします。
保存に関する警告
Erae Sound は、保存する前に名前をチェックします。
- 名前が空: 「Name cannot be empty」(名前を空にすることはできません)と表示されます。
- ファクトリープリセットの名前のまま: 「Cannot overwrite read-only preset」(読み取り専用のプリセットは上書きできません)と表示されます。新しい名前を入力して、自分のバージョンを保存してください。
- 名前がすでに使われている: 「A preset with this name already exists」(この名前のプリセットはすでに存在します)と表示されます。別の名前を選んでください。
ヒント: ファクトリープリセットのバリエーションを作るには、それを読み込んで調整し、新しい名前で保存します。あなたのバージョンはユーザープリセットとして保存され、ファクトリーの元のプリセットはそのまま残ります。
インスタンス間で共有されるプリセット
Erae Lab 内と各 DAW 内のすべての Erae Sound インスタンスは、1 つのプリセットライブラリを共有します。あるインスタンスで保存したプリセットが、その後ほかのインスタンスで読み込まれる内容になります。新規作成、名前変更、削除されたプリセットやカラータグの変更は、すべてのインスタンスのリストにすぐ反映されます。使っているプリセットの名前が別の場所で変更された場合は、新しい名前がそのまま表示されます。
あなたが使っているプリセットを別のインスタンスが保存すると、Erae Sound が通知で確認します。
- 未保存の変更がない場合: Preset modified on disk. Reload?
- 未保存の変更がある場合: Preset modified on disk. Reload and lose your changes?
Reload は保存されたバージョンを読み込みます (アスタリスクは付きません)。Keep はサウンドをそのまま残し、プリセットを変更済みにします。
自分のバージョンを残したあとでそのプリセットに上書き保存しようとすると、Erae Sound が This preset was changed in another instance. Overwrite it? と確認します。
- Overwrite はあなたのバージョンを書き込みます。その後、ほかのインスタンスにはそのバージョンが提示されます。
- Save as new は名前のフィールドを開き、あなたのバージョンを新しい名前で保存できるようにします。確認を閉じた場合も同じ動作になります。
Erae Lab 内では、Lab 自身のビューが表示されている間は、再読み込みの確認を Lab が行います。Lab のプリセット Layout のヘッダーから保存した場合、上書きの確認はそのヘッダーに表示されます。
プリセットを整理する
タグとフィルター
各プリセットには、Red、Orange、Yellow、Green、Blue、Purple のいずれか 1 つのカラータグを付けられます。設定するには、プリセット名の隣のドットをクリックするか、プリセットを右クリックして Color Tag を選びます。削除するには None を選びます。検索バーのカラードットを使うと、タグでリストを絞り込めます。
メタデータを編集する
ユーザープリセットの場合は、NAME、DESIGNER、BANK のセルをダブルクリックして編集し、変更を入力して Enter を押します。TYPE のセルをダブルクリックすると種類の一覧が開き、プリセットに合う種類にチェックを入れられます。1 つのプリセットに複数の種類を設定できます。
ファクトリープリセットの詳細は編集できません。編集可能なバージョンが必要な場合は、Save As... でコピーを保存してください。
プリセットを削除する
ユーザープリセットを削除するには、その行の右側にある 削除アイコン(X)をクリックし、もう一度クリックして確定します。プリセットを右クリックして Delete を選ぶこともできます。
ファクトリープリセットは削除できません。
プリセットをインポートする
Import Preset... は、選択した .espreset ファイルをユーザープリセットにコピーします。名前が既存のプリセットと衝突する場合、Erae Sound は両方を残すためにサフィックスを追加します。複数のプリセットを一度にインポートすると、最初のプリセットが読み込まれます。
プリセットファイルの形式
Erae Sound のプリセットは .espreset というファイル拡張子を使います。各プリセットは自己完結型で、次の内容を保存します。
- すべてのジェネレーター設定
- エフェクトラック(エフェクトの種類、設定、ルーティング)
- ボイス設定(ポリフォニー、ユニゾン、リトリガー、デチューン、ステレオスプレッド、グライド)
- スプリット設定
- Erae Layout
- クロスモジュレーション接続とカーブを含む、すべてのモジュレーション
- メタデータ: 名前、種類、デザイナー、バンク
プリセットを読み込むと、サウンド全体が復元されます。プリセットを共有するには、その .espreset ファイルを別のコンピューターにコピーし、そこでインポートします。
ヒント: 種類、デザイナー、バンクなどのメタデータはファイルに保存されているため、あなたのプリセットをインポートした人のライブラリにも表示されます。
ボイスとスプリット
VOICE パネルは、Synth タブと FX タブの下段、カーブパネルと Erae Layout のサムネイルの間にあります。同時に鳴らせるノート数、それらのノートの重ね方や広げ方、そしてノートを Generator A と Generator B にどう振り分けるかを制御します。

ボイスパネル
VOICE パネルの上部では、楽器全体のポリフォニー、ユニゾン、グライドを設定します。
パラメーター一覧
| パラメーター | コントロール | 範囲 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|---|
| VOICES | ドロップダウン | 1 から 16 | 16 | 同時に鳴らせるボイスの最大数 |
| UNISON | ドロップダウン | 1 から 8 | 1 | 1 ノートあたりに重ねるボイス数 |
| RETRIG | スイッチ | On / Off | Off | ノートを再び弾いたときに同じボイスを再利用する |
| DETUNE | ノブ | 0 から 100 セント | 0 | ユニゾンボイス間のピッチの広がり |
| SPREAD | ノブ | 0% から 100% | 0% | ユニゾンボイスのステレオの広がり |
| GLIDE | ノブ | 0 から約 2 秒 | 0 | ノート間のポルタメントタイム |
Voices
VOICES は、同時に鳴らせるボイスの最大数を設定します。VOICES が 1 の場合、シンセはモノフォニックになり、新しいノートが前のノートを引き継ぎます。16 では、最大 16 のボイスを同時に鳴らせます。すべてのボイスが使用中の場合、新しいノートは最も古いボイスを引き継ぎます。すでにリリース中のボイスから優先して使われます。
ヒント: ボイス数を下げると CPU を節約できます。パッチで一度に少数のノートしか使わない場合は、
16ではなく4や8を試してみてください。
Unison
UNISON は、各ノートに複数のボイスを重ねます。UNISON を 4 にすると、1 つの鍵盤を押すたびに 4 つのボイスが鳴ります。
ユニゾンボイスは VOICES の枠を分け合います。VOICES が 16 で UNISON が 4 の場合、同時に 4 つのノートを演奏できます。UNISON が VOICES で許されている数より多くのボイスを使うことはないため、VOICES が 1 の場合はユニゾンになりません。重ねられたボイスは、DETUNE でピッチ方向に、SPREAD でステレオフィールド内に広げられます。
Retrig
RETRIG がオンの場合、まだ鳴っている(押さえている、またはリリース中の)ノートを弾くと、同じボイスでそのノートが再スタートするため、繰り返しのノートがクリーンで一貫した音になります。オフの場合、繰り返したノートは新しいボイスで始まり、前のボイスはリリースを最後まで鳴らすため、繰り返しのノートが重なることがあります。
Detune
DETUNE は、ユニゾンボイスのピッチをどれだけ離すかを、セント(半音の 100 分の 1)単位で設定します。ボイスはこの量の中で均等に分散され、半分は演奏したピッチより下、半分は上になります。0 では、すべてのユニゾンボイスがまったく同じピッチで鳴ります。値を上げると、より広がりのあるコーラスがかかったサウンドになります。
ヒント:
5から15セントの DETUNE は、クラシックなアナログの厚みを生み出します。50を超えると、意図的なデチューン効果のように聞こえ始めます。
Spread
SPREAD は、ユニゾンボイスのステレオ位置を設定します。0% では、すべてのボイスが中央に位置します。100% では、左端から右端まで均等に分散されます。
Glide
GLIDE(ポルタメント)は、ピッチを瞬時に切り替えるのではなく、あるノートから次のノートへとスライドさせます。0 では、ノートのピッチが即座に切り替わります。上げていくとスライドが長くなり、最大で約 2 秒になります。
グライドは、少ない VOICES 数と組み合わせると、表現力豊かなモノやデュオのリードに効果的です。
スプリットコントロール
VOICE パネルの下部では、入力されたノートを Generator A と Generator B に振り分けます。キーボード全体に異なるサウンドをレイヤーしたり、異なる MIDI チャンネルに別々の音色を割り当てたりするのに使います。

スプリットモード
SPLIT MODE は、ノートのルーティング方法を選択します。
| モード | 動作 |
|---|---|
Off | すべてのノートが両方のジェネレーターで鳴ります |
Note | スプリットノートを境にピッチでノートを分割します |
MPE | MIDI チャンネルでノートを分割します |
SPLIT MODE が Off の場合、スプリットノートとスプリットチャンネルのコントロールは非表示になります。
Note Split
Note モードでは、SPLIT NOTE ノブとそのノート名が表示されます。スプリットノートは MIDI ノート 0 から 127 までの任意の位置に設定でき、C-2 から G8 として表示されます(この表示では MIDI ノート 60 が C3 です)。
- スプリットノート より下 のノートは Generator A のみで鳴ります。
- スプリットノート 以上 のノートは Generator B のみで鳴ります。
これはキーボードスプリットに最適です。たとえば、左手でベース、右手でパッドといった具合です。
ヒント: デフォルトのスプリットノートは MIDI ノート
60で、C3と表示されます。ミドル C であり、ほとんどのキーボードレイアウトを分割するのに自然な位置です。
MPE Split
MPE モードでは、SPLIT CH ノブを使って、ノートがピッチではなく MIDI チャンネルによってルーティングされます。
- チャンネル 1 から SPLIT CH までは Generator A で鳴ります。
- SPLIT CH より上のチャンネルは Generator B で鳴ります。
SPLIT CH は 2 から 14 までで、デフォルトは 8 です。この場合、チャンネル 1 から 8 が Generator A を、チャンネル 9 から 16 が Generator B を鳴らします。これは、各指に固有の MIDI チャンネルを割り当てるお使いの Erae のような MPE コントローラーで特に便利です。
ヒント: Erae Sound で Erae Layout を使う方法について詳しくは、Erae Integration を参照してください。
MPE サポート
Erae Sound は MPE(MIDI Polyphonic Expression)を中心に構築されています。すべてのボイスは、3 つの表現次元に独立して反応します。
- pitch bend: ノートごとのピッチの変化。コントローラーが別の MPE pitch bend レンジを通知しない限り、範囲は 48 半音です。
- プレッシャー: ノートごとのプレッシャー。モジュレーションシステムを通じて、フィルターカットオフ、ボリューム、その他の音色コントロールにルーティングされることがよくあります。
- スライド: ノートごとの音色コントロール(CC 74)。通常は MPE サーフェス上での指の縦方向の動きによって駆動されます。
これらの信号は、Erae Sound 全体でモジュレーションソースとして利用できます。ルーティング方法については Modulation を参照してください。
ヒント: MPE コントローラーがなくても、ボイスとスプリットの機能は通常どおり使用できます。
実践レシピ
太いユニゾンリード
- VOICES を
4、UNISON を4に設定し、各ノートが 4 つのボイスすべてを使うようにします。 - DETUNE を
10から20セント程度に設定します。 - SPREAD を約
50%に設定して、広いステレオイメージを得ます。 - ノート間をなめらかにつなぐために、短い GLIDE を加えます。
スプリットキーボード(ベースとパッド)
- VOICE パネルで、SPLIT MODE を
Noteに設定します。 - SPLIT NOTE を
C2(MIDI ノート48)に設定します。 - Generator A でベースサウンドを作ります。
- Generator B でパッドサウンドを作ります。
- 左手でベースノートを、右手でパッドのコードを演奏します。
MPE デュアル音色パフォーマンス
- MPE コントローラーで、一方のゾーンを MIDI チャンネル 1 から 8 に、もう一方をチャンネル 9 から 16 に送ります。
- VOICE パネルで、SPLIT MODE を
MPEに設定し、SPLIT CH は8のままにします。 - Generator A と Generator B でそれぞれ異なるサウンドを作ります。
- これで各ゾーンが、ノートごとの表現をフルに備えた独自の音色を奏でます。
ショートカットと操作
この章は、Erae Sound のキーボードショートカット、マウス操作、操作パターンをまとめたクイックリファレンスです。作業中に手元に置いておくと便利です。
キーボードショートカット
| 操作 | macOS | Windows / Linux |
|---|---|---|
| 元に戻す | Cmd + Z | Ctrl + Z |
| やり直し | Cmd + Shift + Z | Ctrl + Y |
これらのショートカットは、Erae Sound のウィンドウにキーボードフォーカスがあれば、どのタブが表示されていても動作します。
Erae Sound が Erae Lab 内で動作しているとき、Cmd + Z と Cmd + Shift + Z は両方の操作を含む Erae Lab の取り消し履歴を使います。次の操作が Lab のビューに属する場合、最初のキー操作はそのビューに切り替えるだけで、次のキー操作で取り消されます。Erae Lab マニュアルの「キャンバス」の章を参照してください。DAW 内の Erae Sound は独自の履歴を保持します。
Escape を押すと、モジュレーション概要が閉じるか、プリセット名の入力がキャンセルされます。
ノブとスライダーの操作
Erae Sound のすべてのノブとスライダーは、同じマウス操作に反応します。
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| クリックしてドラッグ | 値を変更します。上へドラッグすると増加、下へドラッグすると減少します。ノブをクリックすると、そのノブがモジュレーションのデスティネーションとしても選択されます。 |
| ダブルクリック | ノブをデフォルト値にリセットします。 |
| 右クリック | モジュレーションメニュー(Select、Copy Modulation、Paste Modulation、Clear Modulation)を開きます。 |
| マウスホイール | 値を小刻みに変更します。 |
| ホバー | ノブの下に現在の値を表示し(パラメーターツールチップ を参照)、ウィンドウ下部にヘルプテキストを表示します。 |
パラメーターの選択
ノブをクリックすると値が変わるだけではありません。どのパラメーターをモジュレートしたいかを Erae Sound に伝える役割も果たします。モジュレーションディスプレイと Envelope、LFO、カーブの各パネルが更新され、選択されたパラメーターが表示されます。
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| ノブまたはそのラベルをクリック | そのパラメーターを選択します。モジュレーションディスプレイにそのすべてのソースが表示されます。 |
| ノブを右クリックして Select を選ぶ | 値に触れずに、そのパラメーターを選択します。 |
| エンベロープまたは LFO のノブ、またはそのラベルをクリック(ATTACK、DECAY、RATE など) | そのエンベロープまたは LFO の設定を選択し、それ自体をモジュレートできるようにします。モジュレーションディスプレイにそのソースが表示されます。 |
モジュレーションの詳細については、モジュレーション を参照してください。
モジュレーションディスプレイの操作
モジュレーションディスプレイ(Synth タブと FX タブの中央のストリップ)には、選択されたパラメーターについて、ソースごとに 1 つのセルが表示されます。各セルにはデプスフェーダーと接続ポイントがあります。
デプスフェーダー
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| セル内で 上下にドラッグ | そのソースのモジュレーションデプスを設定します。上がプラス、下がマイナスで、中央のラインがゼロです。 |
| セルを ダブルクリック | デプスをゼロにリセットします。 |
| セルのデプスフェーダーを 右クリック | ホストスロットのメニューを開き、DAW がこのデプスをオートメーションできるようにします。DAW ホストオートメーション を参照してください。 |
| PITCH、VEL、PRES、SLIDE、RELVEL、または Erae ソースのセルを クリック | そのソースのカーブをカーブパネルに表示します。 |
| ソースのセルに ホバー | このソースを使っているノブに、どれだけの量を受け取っているかが表示され、対応するパネルや Layout エレメントがハイライトされます。 |
デプスは -100% から +100% までの範囲です。プラスのデプスは暖色、マイナスのデプスは赤色の塗りつぶしで表示されます。
クロスモジュレーション接続
各セルの右上隅には、小さな 接続ポイント(円)があります。これらのポイント間をドラッグして、ソース同士を接続します。
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| ある接続ポイントから別のセルへドラッグ | クロスモジュレーション接続を作成します。曲線の矢印がリンクを示します。ターゲットは ENV または LFO である必要があります。 |
| クロスモジュレーションフェーダーをドラッグ | クロスモジュレーションのデプスを調整します(ターゲットのセルに現れる細いフェーダー)。 |
| クロスモジュレーションフェーダーをダブルクリック | その接続を削除します。 |
ホバーハイライト
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| ソースのセルにホバー | Erae Layout のサムネイル上の対応するエレメントをハイライトします(Erae ソースと MPE ソースの場合)。 |
| Layout のサムネイル上の エレメントにホバー | モジュレーションディスプレイ内の対応するソースのセルをハイライトします。 |
この双方向のハイライトにより、どの Erae エレメントがどのソースに供給されているかが一目でわかります。Erae 連携 を参照してください。
パラメーターツールチップ
ノブにホバーしたりドラッグしたりすると、その下に小さなツールチップが表示され、現在の値が示されます。表示形式はパラメーターによって異なります。
| パラメーターの種類 | ツールチップ形式 | 例 |
|---|---|---|
| 一般(シェイプ、レゾナンス、ミックスなど) | パーセンテージ | 75% |
| オシレーターのピッチ(COARSE) | 音名とオクターブ | C4、F#3 |
| ファインチューニング(FINE) | 半音 | +0.10 st |
| フィルターカットオフ(FREQ) | 周波数 | 440 Hz、2.5 kHz |
| レベル(VOL、エフェクトの GEN A、GEN B、OUTPUT、SEND) | デシベル | -12.0 dB |
| エンベロープの時間 | ミリ秒または秒 | 250 ms、1.20 s |
| モジュレーションデプス | 符号付きパーセンテージ | +40% |
| Free モードの LFO レート | 周波数 | 0.25 Hz、4.0 Hz |
| Sync モードの LFO レート | 音符の分割 | 1/4、1/8T |
| Audio モードの LFO レート | 音名 | A4 |
| Delay の TIME(Sync オフ) | ミリ秒または秒 | 500 ms |
ツールチップはドラッグ中も表示されたままで、マウスを離すと消えます。
ビジュアルフィードバックのまとめ
Erae Sound は、コントロール全体で一貫したビジュアルキューを提供します。
| コントロールの状態 | 表示 |
|---|---|
| 通常 | ノブがアクセントカラーで値を表示します。 |
| ホバー | ノブがハイライトされ、その下に値が表示されます。 |
| 選択中 | 選択されたノブのラベルがハイライトされます。 |
| モジュレート中 | ノブと、エンベロープや LFO のスライダーに、適用されているモジュレーションのライブインジケーターが表示されます。 |
| リンクドット | ノブの下の 2 つのドットが、エンベロープと LFO の使用状況とリンクグループを示します。 |
クイックリファレンスカード
| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 直前の変更を元に戻す | Cmd + Z(Mac)または Ctrl + Z(Windows、Linux) |
| 元に戻した変更をやり直す | Cmd + Shift + Z(Mac)または Ctrl + Y(Windows、Linux) |
| ノブをデフォルトにリセットする | ダブルクリックする |
| モジュレーション対象のパラメーターを選択する | ノブまたはそのラベルをクリックする |
| ノブのモジュレーションを別のノブにコピーする | 右クリックして Copy Modulation を選び、別のノブを右クリックして Paste Modulation を選ぶ |
| モジュレーションデプスを設定する | ソースのセル内で上下にドラッグする |
| モジュレーションデプスをゼロにリセットする | ソースのセルをダブルクリックする |
| DAW からモジュレーションデプスをオートメーションする | デプスフェーダーを右クリックして、Auto-assign to next free slot または特定のスロットを選ぶ |
| クロスモジュレーション接続を作成する | あるセルの接続ポイントから ENV または LFO のセルへドラッグする |
| クロスモジュレーション接続を削除する | クロスモジュレーションフェーダーをダブルクリックする |
| 値を小刻みに変更する | ノブの上でマウスホイールを使う |
| ジェネレーターをコピー、ペースト、クリアする | ジェネレーターパネルの空いている部分を右クリックする |
| エフェクトスロットをコピー、ペースト、クリアする | スロットの空いている部分を右クリックする |
| モジュレーション概要を閉じる | Escape を押す |
Layout バーの操作
Erae Layout のサムネイルの下にあるスロットバーには、Preset ボタン、スロットボタン 1 から 8、Sync スイッチがあります。スロットボタンをクリックすると Erae がそのスロットに切り替わり、Sync がオンの場合は対応するプリセットが読み込まれます。スロットボタンをリングが満たされるまで約 1.5s 押し続けると、現在の Erae Sound の Layout がそのスロットに保存されます。Preset をクリックすると、現在のプリセットの Layout がプレビューとして Erae に表示されます。Erae 連携 を参照してください。
トラブルシューティング
この章では、Erae Sound を使用する際に遭遇しやすい一般的な問題と、その解決方法について説明します。お探しの問題がここに記載されていない場合は、Embodme サポートページにアクセスして追加のサポートをご利用ください。
問題: プラグインが DAW に表示されない
Erae Sound をインストールした後でも、DAW が利用可能な音源の一覧に表示しない場合があります。まず、お使いのプラットフォームの正しい場所にプラグインファイルが配置されているか確認してください。
- macOS:
~/Library/Audio/Plug-Ins/VST3/ - Windows:
%ProgramFiles%\Common Files\VST3\ - Linux:
~/.vst3/
ファイルが正しい場所にあることを確認したら、DAW の環境設定またはプラグインマネージャーからプラグインの再スキャンを実行してください。macOS では、システムの Gatekeeper が新しくダウンロードしたプラグインを隔離することがあります。プラグインがそれでも表示されない場合は、System Settings > Privacy & Security を開き、Erae Sound の実行を許可してください。詳しいセットアップ手順については インストール を参照してください。
問題: 音が出ない
Erae Sound は読み込まれるのに音が出ない場合は、次の項目を確認してください。
- MIDI ルーティング: DAW が Erae Sound のトラックに MIDI を送信していることを確認してください。音源が音を出すには MIDI ノートデータを受信する必要があります。
- プリセット: プリセットが読み込まれているか確認してください。空の状態や初期化されていない状態では音は生成されません。プリセットの閲覧と読み込み方法については プリセット を参照してください。
- Vol ノブ: ヘッダーバーのマスター Vol ノブが上がっているか確認してください。最小値に設定されていると、出力は無音になります。
- VU メーター: ヘッダーの VU メーターを確認してください。動きがある場合、シンセは音を生成しており、問題はおそらく DAW のミキサーやオーディオルーティングなど、その下流にあります。
問題: 音が二重に聞こえる(Erae Lab とプラグインの両方が再生される)
Erae Sound を Erae Lab 内で実行しながら、同時に DAW のプラグインとしても実行している場合、Erae Lab の内蔵 Erae Sound エンジンがプラグインと同時に音を出すことがあります。
DAW のみでオーディオをルーティングするには、Erae Lab のトップヘッダーバーにある Sound タブの電源アイコンをクリックして Erae Sound を無効にしてください。これにより Erae Sound のオーディオエンジンが停止しますが、Layout 編集とデバイス同期はそのまま維持されます。もう一度 Sound タブの電源アイコンをクリックすると、Erae Sound が再び有効になります。
両方のコピーは同じ Erae Layout コンテキストを共有しているため、プラグインが Layout を受信するために Erae Lab の内蔵エンジンを動かしておく必要はありません。内蔵エンジンを無効にしても、DAW 内のプラグインには影響しません。
問題: CPU 使用率が高い
Erae Sound の CPU 消費は、主にボイス数とアクティブなエフェクトに依存します。負荷を軽減するには:
- Voice パネルの Voices 値を下げてください。同時に発音するボイスが少ないほど、処理は軽くなります。ボイス管理の詳細については ボイスとスプリット を参照してください。
- 使用していない FX スロットを None に設定して、使っていないエフェクトを無効にしてください。アクティブなエフェクトはそれぞれ CPU のオーバーヘッドを増やします。エフェクト を参照してください。
- DAW のオーディオ設定でオーディオインターフェイスのバッファサイズを大きくしてください。バッファが大きい(例:
512または1024サンプル)と、CPU が各オーディオブロックを処理する時間に余裕が生まれます。
問題: Erae が接続されない
Erae Sound がお使いの Erae コントローラーを検出しない場合:
- Erae が USB でコンピューターに接続され、電源が入っていることを確認してください。
- Erae Sound は Erae Lab を通じて自動的に Erae に接続します。接続が表示されない場合は、USB ケーブルを抜き差しし、必要に応じて Erae Lab を再起動してください。
- DAW で Erae Sound を使用している場合は、デバイスに基づく Layout コンテキストが必要なときに Erae Lab が起動していることを確認してください。
Erae Sound が Erae とどのように通信するかの全体像については、Erae 連携 を参照してください。
問題: 音割れやノイズが発生する
再生中のクリック音、ポップ音、ノイズは通常、システムがオーディオを十分な速さで処理できていないことを示します。これを解決するには:
- オーディオインターフェイスのバッファサイズを大きくしてください。
512または1024サンプルの設定は、安定した再生のための良い出発点です。 - Voice パネルの Voices パラメーターを下げてポリフォニーを減らしてください。ボイスとスプリット を参照してください。
- システムで実行中の、CPU を多用する他のアプリケーションを閉じてください。Web ブラウザー、動画編集ソフト、CPU 時間を奪い合う他のプラグインなどのバックグラウンドタスクは、オーディオのドロップアウトを引き起こす可能性があります。
問題: プリセットが保存できない
プリセットを保存できない場合は、次のよくある原因を確認してください。
- プリセット名フィールドを空にすることはできません。保存する前に名前を入力してください。
- ファクトリープリセットは読み取り専用であり、上書き、名前の変更、削除はできません。ファクトリープリセットから加えた変更を残したい場合は、新しい名前で保存してください。
- 別のプリセットがすでに使っている名前は使用できません。別の名前を選んでください。
- デモ中は保存とインポートが無効になります。サウンドを保存するにはライセンスをアクティベートしてください。
プリセットライブラリの管理に関する詳細は プリセット を参照してください。
問題: プリセットの再読み込みまたは上書きを確認する通知が表示される
Preset modified on disk. Reload? (または Preset modified on disk. Reload and lose your changes?) は、Erae Lab 内または DAW 内の別の Erae Sound が、あなたの使っているプリセットを保存したことを意味します。Reload はそのバージョンを読み込みます。Keep はあなたのバージョンを残し、プリセットを変更済みにします。
This preset was changed in another instance. Overwrite it? は、あなたが読み込んだ後に別のインスタンスが保存したプリセットに上書き保存しようとしたときに表示されます。Overwrite はあなたのバージョンで置き換えます。Save as new は両方を残します。プリセット を参照してください。
問題: Live 内の Erae Sound と Erae Lab が同期しない
以前のバージョンでは、Erae Lab を開いたまま Ableton Live で Erae Sound を使うと、Live の Erae Sound が古いバージョンの Layout のままになったり、スロットが失われたりすることがありました。この問題は修正済みです。Erae Lab と Erae Sound を最新バージョンに更新してください。どの順番で起動しても、Live が終了またはクラッシュしても、Erae を抜いて差し直しても、同期が保たれるようになりました。
問題: DAW で CC マクロが反応しない
キーの CC 出力(Key Pressure、X、Y)やフェーダーの CC が Erae Sound に届いているのに、対応するマクロが動かない場合、その原因はほとんどの場合、ホストによって生じた MIDI チャンネルの不一致です。
ほとんどの DAW は、トラックが明示的に MPE 用に設定されていない限り、VST や AU 音源に届ける前に受信 MIDI を単一のチャンネル(通常はチャンネル 1)にまとめてしまいます。Ableton Live、トラックごとの MPE を設定していない Logic、Cubase、FL Studio、Reaper はいずれも程度の差こそあれこのように動作します。プラグインは CC 値を受信しますが、Layout が割り当てたチャンネルとは異なるチャンネルで受信するため、マクロのマッピングが一致しません。
これを解決するには:
- Layout を DAW プラグイン用に使う場合は、Layout 内のすべてのマクロ CC で単一の MIDI チャンネルを使用してください。チャンネル 1 が最も安全なデフォルトです。
- または、DAW トラックで MPE モードを有効にしてください。これによりチャンネルごとのルーティングが保持されます(Ableton Live 11 以降、Logic Pro、Cubase 12 以降、Bitwig、Reaper)。
- 1 つの Layout 内で、異なるチャンネルのエレメントに同じ CC 番号を割り当てないでください。フォールバックがあったとしても、ホストがチャンネルを取り除いた場合、プラグインはどのエレメントを CC 値が対象としているのかを区別できません。
DAW ごとの MPE 設定手順については、Erae 2 マニュアルの 付録 C: DAW セットアップ を参照してください。
問題: DAW でフェーダー、スライド、またはプレッシャーが反応しない
ノートは再生されるのに、フェーダー、スライド(ティンバー)、またはプレッシャーのジェスチャーが DAW 内のプラグインに効かない場合(Erae Lab 内で Erae Sound を実行したときは同じプリセットが反応するにもかかわらず)、ジェスチャーデータがプラグインに届いていない可能性が高いです。次のチェックリストを順番に確認してください。
- Erae の MIDI ポートを解放してください。 これらのジェスチャーは Erae の MIDI ポートを通じて伝達されます。フェーダーやその他の CC はメインのポートを、スライド(ティンバー)とノートごとのプレッシャーは Erae MPE ポートを使います。Erae Lab インスタンス(または別のアプリケーション)がデータに必要なポートを保持している場合、DAW はそれを受信できません。ポートを保持している他のアプリケーションを閉じるか、そちらでの演奏をやめてください。必要なポートがすでに使用中の場合、Erae Sound は「An Erae MIDI port is in use by another application. Close other software using it.」(Erae の MIDI ポートが別のアプリケーションで使用中です。使用しているほかのソフトウェアを閉じてください)というメッセージを表示します。
- トラックの Erae 入力を有効にしてください。 DAW トラックの MIDI 入力が Erae に設定されており、アーム / モニタリングされていることを確認してください。入力が無効になっているトラックは、他のルーティングを通じてノートを受信することはあっても、フェーダーやエクスプレッション CC を受け取ることはありません。
- スライドとプレッシャーのためにトラックで MPE を有効にしてください。 スライド(ティンバー)とノートごとのプレッシャーは MPE エクスプレッションです。トラックが MPE モードでない場合、ホストはすべてのノートを 1 つのチャンネルにまとめてしまい、ノートごとの動きが失われます。トラックで MPE をオンにしてください(Ableton Live 11 以降、Logic Pro、Cubase 12 以降、Bitwig、Reaper)。通常の CC を送信するフェーダーは MPE を必要としませんが、手順 1 と 2 のポートとトラック入力の設定は必要です。
- チャンネルを確認してください。 フェーダーやキーの CC が届いているのにマクロが動かない場合は、チャンネルの不一致の解決方法について上の 問題: DAW で CC マクロが反応しない を参照してください。
問題: モジュレーションが効かない
モジュレーションソース(エンベロープまたは LFO)がパラメーターに影響を与えていないように見える場合:
- まず対象のパラメーターのノブをクリックして選択していることを確認してください。選択中のパラメーターは、インターフェイス下部のモジュレーションディスプレイに表示されます。
- モジュレーションディスプレイの デプス フェーダーがゼロに設定されていないか確認してください。デプスがゼロの場合、設定の内容にかかわらず、モジュレーションソースはパラメーターに何の影響も与えません。
- モジュレーションソース自体が正しく設定されているか確認してください。例えば、すべてのステージが同じレベルに設定されたエンベロープや、レートがゼロの LFO では、意味のあるモジュレーションは生成されません。
モジュレーションルーティングの設定に関する完全なガイドは モジュレーション を参照してください。
問題: ライセンス認証またはデモのアクティベーションに失敗する
- アクティベーションリンクが機能しない場合は、新しいアクティベーションメールを送信し、Erae Sound を実行しているのと同じコンピューターで開いてください。
- マシン数の上限に達した場合は、Machine Limit Reached ウィンドウで別のマシンの横にある Deauthorize をクリックするか、サポートにお問い合わせください。
- 5 分間のデモが終了すると、ライセンスウィンドウが再び表示されます。デモを再開するか、ログインするか、ライセンスを購入してください。デモ中はプリセットの保存とインポートが無効のままです。
クラッシュレポート
Erae Sound、またはそれが動作しているホストが予期せず終了した場合、Erae Sound は原因を突き止めるためにクラッシュレポートを送信できます。何を送信するかは、Erae Lab の設定にある Diagnostics で決まります。クラッシュ後に確認画面が表示されることはありません。
- Without identifiers(初期設定): お客様を特定する情報を一切含まない技術レポートです。Erae Lab のアップデートの確認は、48 時間以内に削除される仮名コードによって、日ごとのユニークユーザーとして数えられます。
- Full: サポートがお客様のお問い合わせと対応付けられる、より詳細なレポートに加えて、ライセンス認証とクラッシュレポートに使われるマシン ID 付きの日ごとの利用統計が送信されます。Erae Sound は自身が動作している DAW を送信し、Erae Lab は自身のバージョン、お使いの Erae のモデルとファームウェア、一緒に使う MIDI コントローラーを送信します。
- Off: 診断情報は送信されません。Erae Lab のアップデートの確認は引き続き行われますが、ユーザーとして数えられることはありません。手動のバグレポートは引き続き利用できます。
各レポートの内容と保存期間については、embodme.com/privacy-policy のプライバシーポリシーをご覧ください。詳細なレポートや利用記録の削除をご希望の場合は、Erae Lab の設定に表示されるマシン ID またはライセンスのメールアドレスを添えて [email protected] までご連絡ください。
送信する内容を選ぶ
Erae Sound を初めて開くと、次の確認画面が 1 度だけ表示されます。
Help us make Erae better. When something goes wrong, Erae Sound sends a short technical report that doesn't identify you. Would you also share full diagnostics? That adds the recent log, your Erae's state and Erae usage statistics linked to this computer. You can change this anytime in Settings.(Erae をより良くするためにご協力ください。問題が起きたとき、Erae Sound はあなたを特定しない短い技術レポートを送信します。フルの診断情報も共有しますか? 最近のログ、お使いの Erae の状態、このコンピューターに紐付いた Erae の利用統計が追加されます。この設定は Settings でいつでも変更できます)
Yes を選ぶと Diagnostics が Full になります。Not now を選ぶか、通知を閉じた場合は Without identifiers のままです。Erae Lab の設定でいつでも変更できます。Erae Sound と Erae Lab は同じ選択を共有します。
クラッシュレポートのローカルコピー
Erae Sound は、直近のクラッシュレポートを送信されるまでお使いのコンピューターに保存します。サポートからレポートを求められた場合は、その保存場所をご案内します。これらのコピーはいつでも削除できます。
アプリ内バグレポート
ライセンスに含まれている場合、ヘッダーにバグレポートボタンが表示され、レポートフォームが開きます。何が起きたかを記述して送信してください。レポートには、現在のサウンドと、調査に役立つ技術的な詳細が含まれます。可能であれば、送信する直前に Erae を再接続して問題を再現してください。
ボタンが表示されない場合は、Erae Sound のバージョン、オペレーティングシステム、ホストアプリケーション、接続している Erae のモデル、再現手順を添えてサポートにお問い合わせください。
ノートのスタック
Erae Lab 内で実行している場合は、再生を停止し、押さえているすべてのノートを離してから、それでもノートが鳴り続ける場合は Erae または MIDI コントローラーを再接続してください。DAW では、DAW のパニックまたはオールノートオフコマンドを使用してください。Layout の切り替え後にノートのスタックが繰り返し発生する場合は、バグレポートを送信してください。
付録A: パラメーターリファレンス
この付録では、Erae Sound のユーザーが操作できるすべてのパラメーターをセクションごとに整理して一覧します。ジェネレーター A と B は同一のパラメーターを持つため、一度だけ記載し、両方に適用されるものとします。
初期値 の列は、新規に初期化されたサウンドでの値を示します。プリセットはそれぞれ独自の値を設定します。ノブがパーセンテージを表示する場合、0% から 100% がその可動範囲全体に相当します。
「モジュレーション不可」と記載されていない限り、すべてのノブはモジュレーションに対応しています。エンベロープ、LFO、MPE ソースの割り当て方法の詳細は、モジュレーション を参照してください。
ジェネレーター: オシレーター 1
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| COARSE | 0 から 127(C-1 から G9) | 60(C4) | オシレーター 1 のピッチオフセット(半音単位)。60 では、演奏したノートが記譜どおりのピッチで鳴ります。 |
| FINE | -1.00 から +1.00 半音 | 0.00 | 半音未満の単位でのファインチューニング。 |
| SHAPE | 0% から 100% | 50% | 波形をサイン波から三角波、パルス波を経てノコギリ波までモーフィングします。 |
| FOLD | 0% から 100% | 0% | ウェーブフォールディングで倍音を加えます。 |
| VOL | 0% から 100%(無音から 0 dB、オーディオテーパー) | -12 dB | フィルターの前段でのオシレーター 1 のレベル。 |
ジェネレーター: オシレーター 2
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| COARSE | 0 から 127(C-1 から G9) | 60(C4) | オシレーター 2 のピッチオフセット(半音単位)。 |
| FINE | -1.00 から +1.00 半音 | +0.10(ダブルクリックで 0.00 にリセット) | ファインチューニング。わずかな初期デチューンが、オシレーター 1 に対して個性を加えます。 |
| SHAPE | 0% から 100% | 50% | 波形をサイン波から三角波、パルス波を経てノコギリ波までモーフィングします。 |
| FOLD | 0% から 100% | 0% | ウェーブフォールディングで倍音を加えます。 |
| VOL | 0% から 100%(無音から 0 dB、オーディオテーパー) | -12 dB | フィルターの前段でのオシレーター 2 のレベル。 |
ジェネレーター: フィルター 1
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| FREQ | 0 から 143(ノートナンバー、約 8 Hz から 31.6 kHz) | 93(約 1.76 kHz) | フィルター 1 のカットオフ周波数。 |
| RESO | 0% から 100% | 0% | カットオフ周波数でのレゾナンス。 |
| TYPE | 0% から 100% | 50% | 特性をモーフィングします。0% でバンドパス、50% でローパス、100% でハイパスとなり、その間はなめらかにブレンドされます。 |
| POLES | 2 / 4 | 4 | 2 ポール(12 dB/オクターブ)または 4 ポール(24 dB/オクターブ)のスロープ。モジュレーション不可。 |
ジェネレーター: フィルター 2
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| NOISE | 0% から 100% | 0% | フィルター 2 の入力を、自身の信号とピンクノイズの間でクロスフェードします。 |
| FREQ | 0 から 143(ノートナンバー、約 8 Hz から 31.6 kHz) | 93(約 1.76 kHz) | フィルター 2 のカットオフ周波数。 |
| RESO | 0% から 100% | 0% | カットオフ周波数でのレゾナンス。 |
| TYPE | 0% から 100% | 50% | 特性をモーフィングします。0% でバンドパス、50% でローパス、100% でハイパスです。 |
| POLES | 2 / 4 | 4 | 2 ポール(12 dB/オクターブ)または 4 ポール(24 dB/オクターブ)のスロープ。モジュレーション不可。 |
ジェネレーター: コントロールバー
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| TZFM | 0% から 100% | 0% | オシレーター 2 からオシレーター 1 へのスルーゼロ FM。金属的でベルのような音色を生み出します。 |
| Routing | Serial / Parallel / Split | Serial | フィルターの接続方法。Serial: オシレーターのミックスがフィルター 1、次にフィルター 2 を通ります。Parallel: ミックスが両方のフィルターに送られます。Split: オシレーター 1 がフィルター 1 へ、オシレーター 2 がフィルター 2 へ送られます。モジュレーション不可。 |
| MIX | 0% から 100% | 50% | フィルター 1 とフィルター 2 の出力の等パワークロスフェード。0% はフィルター 1 のみ、100% はフィルター 2 のみです。 |
| PAN | 左端から右端 | 中央 | ジェネレーターのステレオ位置。 |
| VOL | 0% から 100% | ジェネレーター A: 100%。ジェネレーター B: 0%(ダブルクリックで 100% にリセット) | ジェネレーターの出力レベル。エンベロープデプスが 100% に固定されているため、エンベロープがアンプリチュードエンベロープとして働きます。 |
エンベロープ
これらの設定は、各パラメーターの専用エンベロープ、またはエンベロープのリンクグループ A から D に属します。
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| ATTACK | 約 2 ms から 10 s | 約 2 ms | ノートオン後の立ち上がり時間。 |
| DECAY | 約 2 ms から 10 s | 約 18 ms | サステインレベルまでの下降時間。 |
| SUSTAIN | 0% から 100% | 70% | ノートを押さえている間に維持されるレベル。 |
| RELEASE | 約 2 ms から 10 s | 約 43 ms | ノートオフ後の下降時間。 |
| LIN / EXP | リニア / エクスポネンシャル | リニア | 各セグメントのカーブ。モジュレーション不可。 |
| リンク | X、A、B、C、D | A | 専用のエンベロープ、または共有のリンクグループ。パラメーターごとに設定します。モジュレーション不可。 |
LFO
これらの設定は、各パラメーターの専用 LFO、または LFO のリンクグループ A から D に属します。
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| モード | Free / Sync / Audio | Free | RATE の単位。モジュレーション不可。 |
| RATE | Free: 0.01 Hz から 20 Hz。Sync: 1/64 から 4 bars。Audio: C-1 から G9 | 約 1 Hz(Free) | LFO のスピード。 |
| WAVE | Sine、Triangle、Saw Up、Square、Sample & Hold(連続モーフ) | Sine | 波形。 |
| SKEW | 0% から 100% | 50% | 波形の対称性。 |
| PHASE | 0% から 100% | 0% | サイクルの開始位相。 |
| OFFSET | 0% から 100% | 50% | 出力範囲。50% で上下両方向、0% で下方向のみ、100% で上方向のみ。 |
| POLY | Off / On | Off | 1 つの共有 LFO、またはボイスごとに 1 つの LFO。モジュレーション不可。 |
| リンク | X、A、B、C、D | A | 専用の LFO、または共有のリンクグループ。パラメーターごとに設定します。モジュレーション不可。 |
モジュレーションデプス
モジュレーション可能なすべてのノブが、モジュレーションディスプレイで設定する次のデプスを持ちます。
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| ENV、LFO デプス | -100% から +100% | 0%(ジェネレーターの VOL: ENV は 100% に固定) | エンベロープまたは LFO の量。 |
| PITCH デプス | -100% から +100% | オシレーターの COARSE では 100%、それ以外は 0% | 演奏したノートと pitch bend を合わせた量。 |
| VEL、PRES、SLIDE、RELVEL デプス | -100% から +100% | 0% | 各 MIDI ソースの量。 |
| Erae ソースのデプス | -100% から +100% | 0% | 各 Erae Layout ソースの量。 |
| クロスモジュレーションデプス | -100% から +100% | 0% | 各クロスモジュレーション接続の量(パッチあたり最大 64)。 |
| カーブの極性 | UNIDIR / BIDIR | PITCH は BIDIR、それ以外は UNIDIR | ソースとパラメーターごと。 |
| カーブのリンク | X、A、B、C、D | X | 専用のカーブ、または共有のカーブグループ。 |
FX: Direct Out
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| GEN A | 0% から 100% | 100% | エフェクトを通さずに直接出力へ送るジェネレーター A のレベル。 |
| GEN B | 0% から 100% | 100% | エフェクトを通さずに直接出力へ送るジェネレーター B のレベル。 |
FX スロット: 共通パラメーター
各エフェクトスロット(1 から 4)は、どのエフェクトが入っていても、次のルーティングパラメーターを備えています。
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| Type | None、Distortion、Chorus、Flanger、Phaser、Delay、Reverb、Shimmer、Compressor、Param EQ | None | スロットに読み込まれるエフェクト。モジュレーション不可。 |
| オン/オフスイッチ | On / Off | On | エフェクトをオンにするか、バイパスします(スロットは無音になります)。モジュレーション不可。 |
| GEN A | 0% から 100% | 50%(約 -12 dB) | ジェネレーター A からこのエフェクトへのセンドレベル。 |
| GEN B | 0% から 100% | 50%(約 -12 dB) | ジェネレーター B からこのエフェクトへのセンドレベル。 |
| OUTPUT | 0% から 100% | 70%(約 -7 dB) | 最終ミックスにおけるこのエフェクトのレベル。 |
| SEND | 0% から 100% | 0% | このエフェクトを次のアクティブなスロットへ送る量。 |
FX: Distortion
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| DRIVE | 0% から 100% | 30% | ディストーションステージに入るゲイン。 |
| TYPE | 0% から 100% | 0% | 6 つのアルゴリズム(Clean Boost、Tape、Tube Screamer、RAT、Big Muff、Fuzz Face)の間をモーフィングします。 |
| LOW | 0% から 100%(-24 dB から +24 dB) | 50%(フラット) | ディストーションステージの前段のローシェルフ。 |
| HIGH | 0% から 100%(-24 dB から +24 dB) | 50%(フラット) | ディストーションステージの前段のハイシェルフ。 |
FX: Chorus
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| POS | 0% から 100%(約 1 ms から 12 ms) | 50% | BBD コーラスのディレイタイム。動きを出すには LFO でモジュレートします。 |
| STEREO | 0% から 100% | 100% | 右チャンネルのディレイのオフセット。ステレオの広がりを作ります。 |
FX: Flanger
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| POS | 0% から 100%(約 0.5 ms から 10 ms) | 50% | フランジャーのディレイのポジション。スイープさせるにはモジュレートします。 |
| FDBK | 0% から 100%(フィードバック 60% から 95%) | 30% | フィードバック。コムフィルター効果を強めます。 |
| STEREO | 0% から 100% | 25% | 右チャンネルのポジションのオフセット。ステレオの広がりを作ります。 |
FX: Phaser
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| POS | 0% から 100% | 50% | 4 ステージのフェイザーのノッチのポジション。スイープさせるにはモジュレートします。 |
| FDBK | 0% から 100%(最大 95%) | 0% | よりレゾナントなスイープのためのフィードバック。 |
| STEREO | 0% から 100% | 25% | 左右のノッチのポジションを離します。 |
FX: Compressor
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| THRESH | 0% から 100%(-30 dB から 0 dB) | 50% | コンプレッションが始まるレベル。 |
| RATIO | 0% から 100%(1:1 から約 50:1) | 30% | コンプレッションの強さ。 |
| ATK | 0% から 100%(約 0.1 ms から 300 ms) | 20% | アタックタイム。 |
| REL | 0% から 100%(約 50 ms から 3 s) | 30% | リリースタイム。 |
| MAKEUP | 0% から 100%(0 dB から +20 dB) | 0% | コンプレッション後のゲイン。 |
FX: Param EQ
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| FREQ 1 | 0% から 100%(20 Hz から 2 kHz) | 30% | バンド 1 の中心周波数。 |
| GAIN 1 | 0% から 100%(-24 dB から +24 dB) | 50%(フラット) | バンド 1 のゲイン。 |
| Q 1 | 0% から 100%(約 0.3 から 8) | 30% | バンド 1 の幅。 |
| FREQ 2 | 0% から 100%(500 Hz から 20 kHz) | 70% | バンド 2 の中心周波数。 |
| GAIN 2 | 0% から 100%(-24 dB から +24 dB) | 50%(フラット) | バンド 2 のゲイン。 |
| Q 2 | 0% から 100%(約 0.3 から 8) | 30% | バンド 2 の幅。 |
FX: Delay
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| Sync | Off / On | Off | オフ: TIME をミリ秒で指定。オン: TIME をテンポの分割で指定。 |
| TIME | 0% から 100%(10 ms から 2000 ms。Sync 時は 1/64 から 4 bars、最大 2 s) | 25%(約 500 ms) | ディレイタイム。 |
| FDBK | 0% から 100% | 40% | フィードバック。繰り返すエコーを生み出します。CHAR を上げると最大値が下がります。 |
| CHAR | 0% から 100% | 30% | クリーンからテープを経てローファイまでのキャラクター。サチュレーション、フィルタリング、ワウとフラッターを加えます。 |
| STEREO | 0% から 100% | 0% | ステレオの広がり。同一のチャンネルから、オフセットやピンポンのリピートまで。 |
| TONE | 0% から 100% | 50% | リピートにかかるチルト EQ。暗めから明るめまで。 |
FX: Reverb
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| DECAY | 0% から 100% | 50% | リバーブテイルの長さ。 |
| PRE-DLY | 0% から 100%(0 から 200 ms) | 0% | リバーブが始まるまでのディレイ。 |
| DAMP | 0% から 100% | 50% | テイルの高域ダンピング。値が大きいほど暗くなります。 |
| WIDTH | 0% から 100% | 100% | ステレオ幅。モノラルからフルステレオまで。 |
| MOD | 0% から 100% | 30% | 内部モジュレーション。金属的なリンギングを減らします。 |
FX: Shimmer
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| SIZE | 0% から 100% | 50% | リバーブ空間のサイズ。 |
| FDBK | 0% から 100% | 50% | ピッチシフトされた信号をリバーブに戻すフィードバック。 |
| PITCH | 0% から 100%(-12 から +12 半音) | 50%(シフトなし) | フィードバックパス内のピッチシフト。 |
| WARP | 0% から 100% | 0% | フィードバックパス内のサチュレーションと暗さ。 |
ボイス
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| VOICES | 1 から 16 | 16 | 同時に鳴らせるボイスの最大数。モジュレーション不可。 |
| UNISON | 1 から 8 | 1 | 1 ノートあたりに重ねるボイス数。VOICES の枠から割り当てられます。モジュレーション不可。 |
| RETRIG | Off / On | Off | オンの場合、まだ鳴っているノートは同じボイスで再スタートします。モジュレーション不可。 |
| DETUNE | 0 から 100 セント | 0 | ユニゾンボイスのピッチの広がりの合計。演奏したピッチを中心に均等に分散されます。モジュレーション不可。 |
| SPREAD | 0% から 100% | 0% | ユニゾンボイスのステレオの広がり。モジュレーション不可。 |
| GLIDE | 0 から約 2 s | 0(オフ) | ノート間のポルタメントタイム。モジュレーション不可。 |
スプリット
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| SPLIT MODE | Off、Note、MPE | Off | Off はすべてのノートを両方のジェネレーターに送ります。Note はスプリットノートを境にピッチで分割します。MPE は MIDI チャンネルで分割します。モジュレーション不可。 |
| SPLIT NOTE | 0 から 127(C-2 から G8 と表示) | 60(C3 と表示) | これより下のノートはジェネレーター A へ、これ以上のノートはジェネレーター B へ送られます。Note モードでのみ表示されます。モジュレーション不可。 |
| SPLIT CH | 2 から 14 | 8 | チャンネル 1 から SPLIT CH まではジェネレーター A へ、それより上のチャンネルはジェネレーター B へ送られます。MPE モードでのみ表示されます。モジュレーション不可。 |
マスター
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| Vol | 0% から 100%(オーディオテーパー) | 100% | ヘッダーにあるマスター出力レベル。モジュレーション不可。 |
ホストオートメーションスロット
DAW のオートメーションリストには、Slot 1 から Slot 64 として表示される 64 個の汎用スロットも含まれています。スロットは、Erae Sound の中からモジュレーションデプスを割り当てるまでは何もしません。
| パラメーター | 範囲 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| Slot 1 から Slot 64 | -100% から +100% | 0% | バイポーラのオートメーションスロット。割り当てられると、そのデプスを双方向に駆動します(DAW のオートメーションがデプスを動かし、デプスを動かすと DAW のレーンが動きます)。任意のデプスフェーダーの右クリックメニューから割り当てます。DAW ホストオートメーション を参照してください。 |
付録 B: MIDI リファレンス
この付録では、Erae Sound が応答する MIDI メッセージをカテゴリー別に一覧化しています。コントローラーのセットアップ、DAW での録音、モジュレーションの確認の際のクイックリファレンスとしてご利用ください。
これらのソースをパラメーターに割り当てる方法については、モジュレーション を参照してください。Erae 固有のセットアップについては、Erae 連携 を参照してください。
標準 MIDI ソース
Erae Sound は 5 種類の MIDI データをモジュレーションソースに変換し、すべてのパラメーターで利用できるようにします。
| ソース | モジュレーションディスプレイのラベル | MIDI メッセージ | 値の範囲 | 説明 |
|---|---|---|---|---|
| Velocity(ベロシティ) | VEL | Note On ベロシティ | 0 から 127 | キーを叩く強さ。ノートオン時に取得され、ノート全体を通して保持されます。 |
| Release Velocity(リリースベロシティ) | RELVEL | Note Off ベロシティ | 0 から 127 | キーを離す速さ。ノートオフ時に取得されます。リリースのキャラクターに便利です。 |
| Pressure(プレッシャー) | PRES | Channel Pressure(アフタータッチ) | 0 から 127 | ノートを押さえている間の連続的な圧力。MPE ではボイスごとに働きます。 |
| Slide(スライド) | SLIDE | CC 74(MPE ティンバー) | 0 から 127 | 通常は MPE サーフェス上での指の縦方向の位置。連続的に更新されます。 |
| Pitch(ピッチ) | PITCH | ノートナンバーと Pitch Bend | C4 からの半音数 | C4 を基準とした演奏ノートと pitch bend を合わせた値。MPE ではボイスごとに働きます。 |
注意: Velocity と Release Velocity はスナップショットソースです。ノートオンまたはノートオフ時に 1 つの値を取得して保持します。その他のソースはノートが鳴っている間、連続的に更新されます。
Pitch Bend の範囲
Erae Sound は、デフォルトで MPE 標準であるノートごとの pitch bend 範囲 48 半音 を使用します。これは幅広い表現力豊かなジェスチャーのために設計されています。コントローラーが別の MPE pitch bend 範囲(たとえば 12 半音や 24 半音)を通知した場合、Erae Sound はそれに従うため、ノートの音程が保たれます。
pitch bend は PITCH ソースを通じてオシレーターに届きます。このソースは、デフォルトで各オシレーターの COARSE ノブに対して 100% に設定されています。
MPE(MIDI Polyphonic Expression)
Erae Sound は MPE 楽器です。15 個のメンバーチャンネル(チャンネル 2 から 16)と、マネージャーチャンネルとしてのチャンネル 1 を使用する、ロワーゾーン MPE 構成 を採用しています。
ボイスごとの表現
MPE では、各ボイスが 3 つの表現次元に独立して応答します。
| 次元 | MIDI メッセージ | ボイスごと? | 説明 |
|---|---|---|---|
| Pitch Bend | Pitch Bend(チャンネルごと) | はい | 指ごとのなめらかなピッチの変化。デフォルトで 48 半音。 |
| Pressure | Channel Pressure(チャンネルごと) | はい | 指ごとのプレッシャー。各ノートは自身のチャンネル上の圧力に追従します。 |
| Slide | CC 74(チャンネルごと) | はい | 指ごとのティンバー。通常は指の縦方向の動きです。 |
チャンネル割り当て
MPE コントローラーは、各ノートをそれぞれのメンバーチャンネルで送信します。ノートが届くと、Erae Sound は空いているボイスを割り当てます。すべてのボイスが使用中の場合は最も古いボイスを引き継ぎ、すでにリリース中のボイスから優先して使われます。
MPE スプリット
VOICE パネルで SPLIT MODE を MPE に設定すると、ノートはチャンネルによってルーティングされます。デフォルトの SPLIT CH 8 の場合:
- チャンネル 1 から 8 は Generator A で鳴ります
- チャンネル 9 から 16 は Generator B で鳴ります
これにより、MPE コントローラーの別々のゾーンから 2 つの音色を演奏できます。ボイスとスプリット を参照してください。
MPE なしで Erae Sound を使う
Erae Sound は標準の MIDI キーボードでも動作します。ノートとベロシティは同じように働きます。MPE を使わない場合、エクスプレッションメッセージはノートごとにはならず、チャンネル 1 のチャンネルプレッシャーは演奏中のすべてのノートにまとめて影響します。
Erae 由来の MIDI CC
Erae が接続され、Layout がアクティブになっていると、Erae Sound は CC メッセージを送信する Layout エレメントを検出し、追加のモジュレーションソースに変換します。これらはモジュレーションディスプレイで標準ソースの隣に表示されます。
CC 番号の割り当て方法
Erae ソースが使用する CC 番号とチャンネルは Erae Layout によって決まります。Erae Sound は Layout を読み取り、各エレメントをその CC 番号と MIDI チャンネルへ自動的にマッピングするため、自分で把握したり設定したりする必要はありません。
DAW との互換性
すべての Erae ソースは 標準の MIDI CC メッセージ を送信します。これは次のことを意味します。
- あらゆるジェスチャーを DAW の MIDI エディターで 録音 できます。
- 録音した CC データは、対応する Layout がアクティブであれば、Erae が接続されていなくても Erae Sound で 再生 されます。
- Erae 由来のデータを、他の MIDI CC と同じように 編集 できます。
Erae ソースの種類
以下の表は、Erae ソースのすべての種類を一覧化したものです。どのソースが現れるかは、Layout 内のエレメントと、それらのどの CC 出力が有効になっているかによって決まります。番号は、Layout 内のその種類のエレメントごとに増えていきます。
Keyboard 位置ソース
| ソースの種類 | ラベルの例 | 説明 |
|---|---|---|
| Keyboard X | KB1 X | 指の絶対的な水平位置 |
| Keyboard Y | KB1 Y | 指の絶対的な垂直位置 |
| Keyboard X Relative | KB1 XR | 最初のタッチ点からの水平方向の動き |
| Keyboard Y Relative | KB1 YR | 最初のタッチ点からの垂直方向の動き |
| Keyboard Speed | KB1 Motion Spd | 指の移動速度 |
注意: キーボードのプレッシャーとスライドには、内蔵の PRES と SLIDE ソースが使われます。これらは別個の Erae ソースではありません。
1D Fader ソース
| ソースの種類 | ラベルの例 | 説明 |
|---|---|---|
| Fader position | Fader 1 | フェーダーに沿った位置 |
| Fader pressure | Fdr1 Pres | フェーダー上の指の圧力 |
| Fader speed | Fdr1 Motion Spd | フェーダー上での指の移動速度 |
2D Fader(XY Pad)ソース
| ソースの種類 | ラベルの例 | 説明 |
|---|---|---|
| Fader X | Fdr1 X | パッド上の水平位置 |
| Fader Y | Fdr1 Y | パッド上の垂直位置 |
| Fader pressure | Fdr1 Pres | パッド上の指の圧力 |
| Fader speed | Fdr1 Motion Spd | パッド上での指の移動速度 |
Button ソース
| ソースの種類 | ラベルの例 | 説明 |
|---|---|---|
| Button | Btn 1 | ボタンが送信する CC 値 |
| Button on and off | Btn1 On、Btn1 Off | ボタンが押したときと離したときで異なる CC を送信する場合の、個別のソース |
個別 Key ソース
| ソースの種類 | ラベルの例 | 説明 |
|---|---|---|
| Key Pressure | Key1 P | キーへの圧力 |
| Key X | Key1 X | キー上の指の絶対的な水平位置 |
| Key Y | Key1 Y | キー上の指の絶対的な垂直位置 |
| Key X Relative | Key1 XR | 最初のタッチ点からの水平方向の動き |
| Key Y Relative | Key1 YR | 最初のタッチ点からの垂直方向の動き |
| Key Speed | Key1 Motion Spd | キー上での指の移動速度 |
クイックリファレンス: すべてのモジュレーションソース
| カテゴリー | ソース | ラベル | 常に利用可能? |
|---|---|---|---|
| 標準 MIDI | Pitch(ノートと pitch bend) | PITCH | はい |
| 標準 MIDI | Velocity | VEL | はい |
| 標準 MIDI | Pressure | PRES | はい |
| 標準 MIDI | Slide(CC 74) | SLIDE | はい |
| 標準 MIDI | Release Velocity | RELVEL | はい |
| 内蔵 | Envelope(ADSR) | ENV | はい |
| 内蔵 | LFO | LFO | はい |
| Erae | Keyboard(X、Y、XR、YR、速度) | 例: KB1 X | Erae Layout 使用時のみ |
| Erae | 1D Fader(位置、プレッシャー、速度) | 例: Fader 1 | Erae Layout 使用時のみ |
| Erae | 2D Fader(X、Y、プレッシャー、速度) | 例: Fdr1 X | Erae Layout 使用時のみ |
| Erae | Button | 例: Btn 1 | Erae Layout 使用時のみ |
| Erae | 個別 Key(プレッシャー、X、Y、XR、YR、速度) | 例: Key1 P | Erae Layout 使用時のみ |
DAW 連携のヒント
- すべてを録音しましょう。 Erae CC を含むすべての MIDI ソースは標準的な MIDI データです。トラックを MIDI 録音用にアームすれば、あらゆるジェスチャーが記録されます。
- ハードウェアなしで再生。 録音した MIDI は、コントローラーが接続されているかどうかに関係なく Erae Sound で再生されます。
- pitch bend の解像度。 Erae Sound は 14 ビットの pitch bend を完全に読み取り、なめらかで高解像度なピッチ制御を実現します。
- MPE 対応のトラックを使います。 ボイスごとの表現を得るには DAW のトラックで MPE を有効にし、チャンネルごとの pitch bend、プレッシャー、スライドが正しいボイスに届くようにしてください。DAW ごとの確認事項については トラブルシューティング を参照してください。
一般的なトラブルシューティングについては、トラブルシューティング を参照してください。